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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
ペーパーシャッフル@ 〜大空の翼達〜
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れは問題を全部生徒側で用意しないといけない点だ。

 

 テストまで残り1ヶ月程度しかないし、もしも誰か1人で問題を作るとしたら、毎日10〜15問作らないといけなくなるな。

 

 クラス全員で作るとしたら個人の負担は減るけど、クオリティーの維持は難しいだろう。

 

「……問題を400問を作るとなると、結構厳しいスケジュールになりますね」

「安心しろ。万が一問題文と解答が完成しなかった場合の為、救済措置もある。期限を終了後に問題文が提出されていなければ、予め学校側が作っている問題に全て差し替えされる。だが肝に命じておけよ。学校側が用意しているテストの難易度はほぼ確実に低めだ」

 

 問題文を作りきれなければ負けは必至、という事か。

 

「先生、その対戦相手はどうやって決めるんです?」

「対戦相手の決定方法は単純明快だ。希望するクラスを生徒側が1つを指名し、担任が上に報告する。その際に別のクラスと希望が被っていた場合には、代表者を呼び出してクジ引きとなる。逆に被っていなかった場合にはそのまま確定となりそのクラスに問題を出題することになる。どのクラスを指名するかは小テストの前日に聞き取る。それまでに慎重に考えておくことだ」  

 

 ……ん〜。今回も複雑だなぁ。他クラスの作った問題を解くとなると事前に準備とかできるだろうし、他クラスへの裏切り行為も簡単にできてしまうわけで……

 

(……)

「うふふっ♪」

 

 俺は笑っている桔梗ちゃんを見ながら、言い表せない不安を覚えた……

 

「以上がペーパーシャッフルの事前説明になる。あとはお前達自身で考えることだ」  

 

 そう茶柱先生は締めくくり、ホームルームは終了となった。     

 

 ?? 屋上 ??

 

 ホームルームの後の休み時間。俺は屋上へとやってきた。その理由はリボーンから呼び出しを受けたからである。

 

(……このタイミング、またアレかなぁ〜)

 

 ??ガチャ。

 

 屋上の扉を開き外に出ると、リボーンが待っていた。

 

「チャオっす、ツナ」

「うん。特別課題の発表か?」

「そうだぞ」

 

 やはりか。先生からの特別試験の説明を受けた後に特別課題の発表、これはもう通例だな。

 

「今回の特別試験、ペーパーシャッフルにおける特別課題は……」

「……」

「……?」

 

 なぜかいつもよりも間を空けるリボーン。

 

 それから数秒後、やっと続きを話出したかと思えば……

 

「……ない」

「……え?」

 

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