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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
ペーパーシャッフル@ 〜大空の翼達〜
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テストが終わったばっかなのに! またテストかよ!」  

 

 そう言った池君は机に倒れ伏す。

 

 2学期はテストの間隔が短いから仕方ないが、勉強が苦手な生徒からしたらきついよね。

 

「安心しろ池。今回の小テストはあくまでもお前達の現状の学力を推し量る為のものだ。だから、例え0点を取ろうが退学になる事はない」

「マジっすか!? やったぜ!」

「だが……もちろん小テストの結果が無意味な訳でもない。この小テストの結果は、次の期末試験に大きく影響を及ぼす事は覚えておけ」  

 

 甘い話には裏がある。そんな0点を取ってもなんのデメリットもないなんてあり得ないか。

 

「先生、その影響については説明をしていただけますか?」

「もちろんだ、平田」

 

 いつものように平田君が代表で茶柱先生に質問を投げかけた。すると、茶柱先生はテスト結果の紙を黒板から外し、また別の紙を黒板に貼り付けた。

 

「……ペーパーシャッフル?」

 

 誰かが貼り出された紙の一番上に書かれた言葉を読み上げる。

 

「そうだ。2学期の期末テストは特別試験として行われる。通称、ペーパーシャッフルだ」

(ペーパーシャッフルかぁ)

 

「……小テストの結果は、そのペーパーシャッフルにどんな影響を与えるのですか?」

 

 今度は鈴音さんが茶柱先生に質問を投げかけた。

 

「それでは小テストが期末テスト、通称ペーパーシャッフルに及ぼす影響について説明しよう。小テストの結果を基に『クラス内の誰かと2人1組のペア』を作ってもらう事になる」

『……ペア?』  

 

 テストとは関係なさそうなペアという言葉に、クラス中が首を傾げた。

 

「そうだ。ペアになった相手とは、一蓮托生で期末テストに挑むことになる。行う試験科目は8科目各100点満点で、各科目50問の合計400問だ。そしてペーパーシャッフルにおいても今までのテストと同様に取ってはならない赤点が存在するが、今回はそのラインが2種類ある」

「あ、赤点ラインが2種類!?」

 

 赤点ラインなんて1つで十分なのに、2つもあったら赤点を取る可能性が格段に上がってしまう。いつも成績優秀組以外には厳しい戦いになりそうだ。

 

「全科目の最低ボーダーとして60点が設けられており、60点未満の科目が1つでもあれば不合格とされて2人とも退学が決定する。ちなみにこの60点とはペア2人の点数を足した合計点のことを指しているんだ。例えば、池と平田がペアだとする。その場合は、たとえ池が0点でも平田が60点を取ればセーフということだ」  

 

 つま
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