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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
生徒会交替式と新しい友達
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風邪が流行ってるのかな。

 ここ数日で、何人か顔が赤い女子を見ているから心配だ。

 

「あのさー。なんていうか、ちょっと顔貸してくんない? 話があるんだけど」

「え? 俺に?」

「う、うん。沢田君に話があるの」

「わかった。軽井沢さん、桔梗ちゃん、先に戻っててもらえる? 俺は佐藤さんの話を聞いてから戻るよ」

「う、うん」

「わかった〜♪」

「あ、あの。ここじゃ何だから、場所を変えてもいいかな」  

「うん」

 

 そう言って歩き始める佐藤さん。俺もその後についていく事にした。

 

「……ちっ、佐藤もかよ」

「え? く、櫛田さん?」

「ん? なあにぃ? 軽井沢さん♪」

「……い、いえ。なんでもないわ」

「そう? じゃあ教室に戻ろっか」

 

 後で何か2人の話し声が聞こえる中、佐藤さんは体育館裏へと向かった。

 

 ?? 体育館裏 ??

 

「ちょっと変なこと聞くけどさ。……さ、沢田くんって誰か付き合ってる人とかいるの?」

「え? 彼女って事? 」

「う、うん。彼女はいるのか聞いてるの。……どうなの?」  

「彼女なんていないけど。俺モテないし……」

 

 俺の答えを聞いた佐藤さんは、少し嬉しそうな顔になる。独り身仲間がいて嬉しい的な感じだろうか。

 

「ふ、ふぅん。そうなんだ……。じゃあさ、今彼女は募集中ってこと?」

「うん。まぁそうなるかな」

 

(別に今すぐ彼女が欲しいとかそういうことでもないけど、いたら学校生活に花が出るんだろ〜な〜)

 

「あの……友達からでいいからさ。その、連絡先交換してよ」

(友達から? 友達になりたいって事だよね?)

「うん。もちろん」

 

 なんだか周りくどい言い方だけど、男に友達になってほしいと伝えるのは女子としては恥ずかしいものなのかもしれない。

 

 俺は学生証端末を取り出し、佐藤さんと電話番号を交換した。

 

「これで完了、だね」  

「うん。俺も登録したよ。……でも、何で急に友達になってくれるの?」

 

 俺がそう聞くと、佐藤さんは視線を逸らしてしまった。

 

「どうして、って。というか友達って……もう。あのね? 体育祭の時の沢田君が凄くかっこよかったっていうか。今まで全然ノーマークだったっていうか。クラスでは平田くんが一番かなって思ってたけど軽井沢さんの彼氏だからどうしようもないじゃない?」  

「そう? 別に彼女がいても友達にはなれるんじゃない? 平田君優しいし!」

 

 俺がそう返すと、佐藤は困ったような表
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