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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
生徒会交替式と新しい友達
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「沢田、頑張ってるみたいだな?」

「あ、はい。なんとかやってます」

「うんうん、それでいいんだ。君にはこれから俺の歩む覇道についてきてもらわないといけないからな! 期待してるぜ!」

 

 パチンとウインクをし、南雲先輩は自分の席へと戻っていく。

 

(……南雲生徒会長か)

 

『……奴を更迭してくれ』

 

「……」

「? 綱吉君? 手ぇ止まってるよ?」

「あ、ごめん!」

 

 堀北先輩の言葉を思い返しているところを帆波ちゃんに声をかけられ、俺はまたすぐに仕事に集中する事にした。

 

 

 ?? 翌日7限目。 生徒会交替式 ??

 

 翌日最後の授業では、旧生徒会から新生徒会への政権交代の式典が行われた。

 

 式典は準備の甲斐があり滞りなく進行し、最後の新旧生徒会長挨拶へと移った。

 

「続いて、堀北生徒会長より最後のお言葉を賜りたいと思います」  

 

 司会の言葉で、堀北先輩はゆっくりとステージへと歩み出た。

 これまでの生徒会として歩んできた時間を噛みしめるかのように。

 

「約2年もの間、生徒長として生徒会を率いて来られたことを、誇りに思うと同時に感謝します。ありがとうございました。短いですが、これを私の退任の挨拶とさせていただきます」

 

 1分もかからないであろう程短い挨拶を終え、堀北先輩は拍手を浴びながら舞台袖に戻ってきた。

 

「堀北生徒会長、ありがとうございました。続いて、新しく生徒会長に就任する2年Aクラスの南雲雅より、お言葉を頂戴いたします」

 

 そして、それと同時に入れ替わる様に南雲先輩がステージへと歩み出る。

 

「ご紹介にあずかりました、2年Aクラスの南雲雅です。この度、高度育成高等学校の生徒会長に就任させて頂くことになりました。どうぞこれからよろしくお願い致します」

 

 まるで桔梗ちゃんのようにニコニコ笑顔で挨拶する南雲先輩。

 だが、すぐにそのニコニコは鳴りを潜めた。

 

 南雲先輩はここから、急に意味ありげな不適な笑みを浮かべながらスピーチを始める。

 

「……早速ではありますが、まず始めに私の公約からお話したいと思います。初めに取り組みますのは……生徒会の任期と任命、総選挙のあり方を変更する事です。生徒会長及び生徒会役員は、その任期を在学中無期限とし、卒業まで継続できるように変えていきます。それと同時に生徒会役員の人数制限、総選挙自体を撤廃し、生徒会役員を常に受け入れられる体制へと変えます。……つまり、優秀かつ必要な人材はいつでも、そして何人でも生徒会
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