体育祭の後A 〜真なる相棒〜
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覚えてないワケ?」
「……すまん」
「はぁ、何であんたがNo.2なのかしら」
「……ごめんって、No.4様。で、何の会議だ?」
女性はジト目で俺を見ながら面倒くさそうに答える。
「今日は門外幹部達の報告会でしょ?」
「あ、そういえばそうだったな」
「そうよ。きっともう皆待ってるわよ」
「まだ朝の8時だろ?」
「皆出勤前に来てくれてんのよ!」
「ぐっ!」
女性が手にしていた電子機器で頭を叩かれてしまった。
「……にしても、あいつらもモノ好きだよな」
「は? 何がよ」
「だって普通の仕事してるのに、わざわざこの組織の手伝いもしてくれてるんだぞ?」
「それはボスの人徳が凄まじいからでしょうよ」
「……まぁ、そりゃそうだな」
「というか、皆からしたらこっちを本職にしている私達の方がどうかしてるって思ってるかもよ?」
「……ありえるな」
途中でエレベーターに乗り、別の階へ向う。
そして、会議室と表示された一室に入った。
??ガチャ。
会議室には数名の男女が集まっていた。
「あ〜! 遅いよ2人ともぉ! プンプン!」
「こいつがなかなか起きなかったのよ」
「にゃふふ、お寝坊さんはよくないよ?」
「……すまん」
可愛らしい洋服の女性とカッチリしたスーツ姿の女性。
スーツ姿の女性の襟元には、キラリと光る小さなバッチが付けられている。
「今日は1日オフだからな。別に時間は気にしなくていいぜ〜」
「なぁなぁ、昨日の試合でも大活躍だったらしいな。NBAも近いんじゃないか?」
「へへっ! まあな?」
ジャージを着たガタイのいい男性とタクシーの運転手のような風貌の男性。
「……うう、今日もボスはいないんだね。元気無くなってきた」
「ちょっ、おい! この後グラビアの撮影だぞ! そんなテンション落とされたら困る! スポンサーをしてくれてるボスの為にも笑顔で頑張れ!」
可愛らしい服を着た芸能人のような女性。
そして、そのマネージャーのような動きをする眼鏡をかけた男性。
「今日はボスはどうしたんだい?」
「No.3と一緒に新総理に挨拶に行ってるわよ」
「あ、そっか。ついに総理になったんだね」
警察官の制服を着た男性。
それぞれが楽しそうに会話をする中、俺は上座の椅子に腰掛ける。すると、一気に空気が変わり、全員が真剣な表情に変わった。
「よし、じゃあ今月の
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