暁 〜小説投稿サイト〜
ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
体育祭の後@ 〜それぞれの放課後〜
[1/9]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
閲覧履歴 利用規約 FAQ 取扱説明書
ホーム
推薦一覧
マイページ
小説検索
ランキング
捜索掲示板
ログイン中
目次 小説情報 縦書き しおりを挟む お気に入り済み 評価 感想 ここすき 誤字 ゆかり 閲覧設定 固定
ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ   作:コーラを愛する弁当屋さん

<< 前の話
目 次
次の話 >>
54 / 77
体育祭の後@ 〜それぞれの放課後〜

 

「……ん、んぅ」

「あ、目が覚めたみたいだねっ!」

「……あれ?」

 

 目を覚ますと、そこは見知らぬ天井だった。

 そしてなぜかベッドに寝ている。

 

 いや、それは違うな。何時間か前にもここに来てるんじゃないか?

 だとすれば……ここは保健室のベッドだろうか。

 

「……ここ、保健室?」

「そうだよ、沢田君リレーでゴールした後倒れちゃったんだから!」

「リレーの後? ……あ! 俺ちゃんと1位でゴールしたんだっけ!? というか体育祭はどうなったんだ!?」

 

 リレーを死ぬ気で走り切ったのは覚えている。が、詳しい事がうろ覚えだ。自分が何位でゴールしたのかも定かじゃない。

 

「わわっ! 落ち着いてよ沢田君! ちゃんと1位でゴールしてたから!」

「本当!? それならよ……あれ? 一ノ瀬さん?」

 

 慌てすぎて気にしてなかったが、さっきから俺に声をかけているのは一ノ瀬さんだった。

 

 ……そしてよかった。無事に1位を取れたようだ。

 

「うん! 一ノ瀬帆波だよ〜♪」

「何で一ノ瀬さんがここに? ずっと付き添ってくれてたの?」

「ううん。放課後になってから見舞いに来たんだよ」

「ああ、もう放課後なんだ……」

 

 そう言いながら窓の外を見てみると、数名の生徒が下校していく様子が見えた。さすがに今日は部活がないのか、運動部の声も聞こえてこない。

 

「さっきまでは堀北さんと綾小路君もいたんだよ。でも、用事があるからって2人でどこかに向かって行ったよ」

「用事? ……あ! 俺も行かなきゃ!」

 

 そういえば、放課後には龍園君との問題を解決しなきゃいけなかった。

 俺も行こうと慌てて立ち上がろうとすると、一ノ瀬さんにベッドに押し戻された。

 

「だ〜めっ。もう少し休憩しなさいって保健室の先生が言ってたよ?」

「で、でも、俺も行かないと……」

 

 何とか食い下がろうとしたが、一ノ瀬さんは口元でバッテンを作っている。

 

「ダメです! それに、堀北さんと綾小路君にも頼まれてるからさ。沢田君が起き
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ