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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
体育祭の後@ 〜それぞれの放課後〜
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っている頃。

 堀北と綾小路は、体育館裏へとやって来ていた……

 

 

 ?? 体育館裏 ??

 

 体育館裏にはすでに龍園が待っており、その横にはなぜか櫛田が立っている。

 

「よう。よく逃げなかったな、鈴音」

「当たり前よ、逃げ出す必要なんてないもの」

「……強がってんなぁ。てかよ。なんで腰巾着まで連れて来てんだよ」

 

 龍園は、堀北の隣にいる綾小路を見ながら眉を釣り上げた。

 

「俺は沢田の代理だ」

「はぁ? 代理?」

「あいつは今保健室で寝てる。だから俺が代わりにきた」

「お前が来ても、土下座はあいつ自身がしねぇと認めねぇぞ? 」

「心配するな。そもそも土下座の必要がない」

「あぁ? テメェなめてんのか?」

 

 怒りを溜める龍園を無視し、堀北はその横にいる櫛田に話しかける。

 

「龍園君との話の前に、少し時間をもらえるかしら。……いい加減茶番は終わりにしない? 櫛田さん」

「え? 茶番? どういう意味かな?」  

 

 時刻はすでに夕暮れ。夕陽に染まった体育館裏で、櫛田と堀北はお互いを見つめ合う。

 

「私達を仲裁する事で、良い人を気取りたいのは分かるわ。でも、本当はそれが目的じゃないのでしょう? 今回の体育祭において、あなたが龍園君に参加表をリークした。だから私や沢田君に運動のできる人達ばかりが当たって、妨害行為までされた。違う? 今、龍園くんと一緒にいるのも最後まで事を上手く事を運ぶ為ではないの?」

「……綾小路くん? 堀北さんに話したの?」

 

 笑顔のまま堀北から綾小路に視線を移す櫛田。その雰囲気は、怒りのようなものを纏っているようだ。

 

「いいえ。私が自分で気づいたのよ。ねぇ、今この場には私達以外に誰もいないわ。いい加減向き合わない?」

「……何に向き合えって言うのかな?」

「正直、ごく最近まで忘れていたの。でも、思い出したわ……。櫛田さん、あなた私と同じ中学よね?」

「!」

 

 堀北に核心を突かれ、櫛田の表情から笑顔が消える。

 

「……ふふふ」

 

 だが、すぐにまた笑顔になった。ただし、今度は黒い笑顔だけども。

 

「そりゃ思い出しもするよねぇ。私って色々と問題児だったし」  

「……その表現は正しくないと思うわよ? あなたは問題児ではないわ。、今と同じように皆から信頼される生徒だった。でも……」

 

 その時、堀北が話しているのを櫛田が手を前に突き出して止めた。

 

「……やめてもらっていいかなぁ。昔の話をするのは」

「……そうね
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