体育祭当日E 〜新たな境地〜
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激しいだろう」
「そんなものを、体を使いながらやろうとしてんのかよ……」
γもツナのやろうとしている事の難易度に気付いたのか、信じられないモノを目の当たりにしているような顔になっている。
「今のツナならやれるはずだぞ。ボンゴレ]世にも、ついにこの時がやって来たんだ」
「この時って?」
「大空と謳われた初代ボンゴレのボス、ボンゴレT世。遥昔にT世がマイナスの境地で零地点突破を編み出したように、正当な後継者であるツナにも、ツナ独自の境地で技を編み出す時が来たって事だ」
ボンゴレに伝わる超圧縮エネルギーである、死ぬ気の炎の完全制御。
ツナが至ろうとしているのは、プラスの状態からマイナス状態までの全てを掌握した境地だ。
「この時代に生きるツナならではの新技。その名も……死ぬ気の臨界点突破≠セ!」
リボーンがそう言ったその瞬間、ツナがカッと目を見開いた。
ツナの目はオレンジ色に染まり、覚悟を持った目つきに変化している。
無事に炎を灯さずの死ぬ気状態、激スーパー死ぬ気モードへのダウングレードに成功したようだ。
その姿を見て、リボーンはニッと笑う。
「よくやったぞツナ。死ぬ気の臨界点突破、無事に成功だ!」
「ツナ君! すごいです!」
「まじかよ、とんでもねぇな……」
「……」
ひよりとγが歓喜している中、白蘭だけはツナの行末に恐怖のようなものを感じていた。
(……今はスーパーレベルだけど、いずれプラスの最大値であるハイパーレベルでもエネルギーを制御できるようになったりしたら……綱吉君はとんでもない存在になっちゃいそうだね〜)
死ぬ気の炎エネルギーを完全に制御するという事は、自らの肉体を完全制御できると言う事。
つまり、今までの死ぬ気モードよりも本来の力を引き出しやすいはずで、死ぬ気の到達点へ近づいてる証でもある。
白蘭はその事に気づいたようだ。
そして、それはリボーンも気づいている。
(ツナ、お前はまだ臨界点突破の入り口を通ったにすぎねぇ。これからもっと鍛えれば、いずれは死ぬ気の到達点でも炎を完全制御できる可能性だってある。そしてその先に、お前の目指している最高のボンゴレ≠ヨの道があるはずだ)
そんな未来を思い浮かべて、リボーンはまたニヤリと笑うのだった。
?? ツナside ??
無事に「死ぬ気の臨界点突破」に成功し、激スーパー死ぬ気モードへのダウングレードに成功した。
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