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体育祭当日E 〜新たな境地〜
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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ   作:コーラを愛する弁当屋さん

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体育祭当日E 〜新たな境地〜

 

 ??ボウっ、ボウっ、ボウっ。

 

 ツナの額に灯った炎は、明滅を繰り返している。

 

「沢田さん、頑張ってください!」

「……」

 

 ユニが隣で応援をする中、ツナは集中してハイパーからスーパーへのダウングレードを行っていた。

 

 リボーン達は生徒棟の屋上からその様子を見守っている。

 

(……なんだか、リング争奪戦の事を思い出すな)

 

 明滅する炎を見ながら、XANXUS戦の事を思い出しているリボーン。

 そんなリボーンに、膠着した場に飽きて来た白蘭が話しかけてきた。

 

「……ねぇリボーン君?」

「何だ?」

「なんで綱吉君は動かないんだい? もうハイパー化には成功したんだろ?」

「まあな。だが、ハイパーモードでグラウンドに戻る事はできねぇんだ」

「どうして?」

「死ぬ気の炎が額に灯っているだろ? それを他の学生達やマフィア関係者達に見せるわけにはいかねぇんだ。だからハイパーから死ぬ気をダウングレードする必要がある」

 

 ああなるほど、と言いたげにポンと手を叩く白蘭。

 

「死ぬ気の炎とかボンゴレの秘匿事項だもんね〜。そりゃそうか。普段は何かの薬を飲んでいるらしいね?」

「ああ。ボンゴレが開発した特殊な丸薬でな。飲むとツナはハイパーモードと通常の死ぬ気モードのちょうど中間くらいの死ぬ気状態に入る。で、その状態では丸薬に含まれた成分による特殊効果で炎が額から噴出しないんだ。俺とツナはその状態を激スーパー死ぬ気モードと呼んでいる」

「へぇ、激スーパーねぇ」

 

 その時、じっとツナを観察していたγがある事に気がついた。

 

「ちょっと待て、今回は丸薬じゃなく自力でハイパー化しただろ? だったら丸薬による特殊効果がないじゃねぇか。どうやって激スーパーに変化するんだ?」

 

 γの疑問は最もだ。薬の特殊効果なしでどうやって死ぬ気の炎を抑えるのか。

 

 だがしかし、ツナとリボーンはγの疑問にすでに答えを出していたのだ。

 

「問題はそこだ。ツナも自力で死ぬ気モードになる修行を始めた時、その事に気づいた。そしてツナなり
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