体育祭当日D 〜2つのピース〜
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( ……そうだよね。うん、待ってて、すぐに戻るよ!)
(……ツっ君。私、信じて待ってるから!)
(……ありがとう軽井沢さん。大丈夫、すぐに戻るよ)
(……沢田君、君にばかり負担を掛けて申し訳ない)
(……いいんだよ平田君。俺だって君を頼りにしてるんだ)
場面は切り替わり、Dクラスの教室へ。
そこにはみーちゃんと佐倉さんと桔梗ちゃんがいた。
俺の席の横に立っている佐倉さんに、みーちゃんが話しかけようとしているようだ。
桔梗ちゃんは友達と談笑している。
〜 Dクラス教室 〜
「佐倉さん? どうかしたの?」
「えっ!」
「そこ、ツナ君の席だよ」
「あ、は、はい……」
「何か用事があったの?」
みーちゃんにそう聞かれ、佐倉さんは後ろ手に抱えていたお弁当箱を取り出した。
「そ、その……沢田君にお弁当を作ってきたから、渡したかったんだけど……」
「え! そ。そうなの? 実は私もなんだ……」
「え?」
みーちゃんもお弁当箱を取り出してみせた。
『……』
しばらく無言になった後、2人は気まずそうに笑い合っていた。
「あ、あははは……」
「あ、後で一緒に渡そうか?」
「そ、そうですね」
そして、またも心の声が聞こえてくる。
(……沢田君、どこにもいないけど大丈夫かな。体調悪かったりしないかな?)
(……大丈夫だよ佐倉さん。お弁当も戻ったらいただくね)
(ツナ君、どこにもいないなぁ……推薦競技前にエネルギーを補給して欲しかったんだけど)
(ありがとうみーちゃん。後でいただくよ)
(……ねぇツナ君? 私、ツナ君と一緒にAクラスを目指したいよ♪)
(……桔梗ちゃん、いつか君の悩みを解決してみせるから。まだ悩みの内容も分からないけど、絶対助けるから。だから、君も俺に助けを求めてくれないかな……)
場面が変わり、次は……どこかの屋上か?
そこにいるのは……リボーンに白蘭とγ……それにひよりちゃん?
……なんだこのメンツ。
〜 生徒棟屋上 〜
「綱吉君、目を瞑ったまま動かないね〜♪」
「大丈夫なのか?」
「当たり前だ。ツナは俺の生徒なんだからな」
「……」
そして、またも心の声が聞こえてくる。
(ん〜、後でマシマロを差し入れし
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