暁 〜小説投稿サイト〜
ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
体育祭当日B 〜パートナーと相棒〜
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 須藤君と龍園君だけでどんどん話が進んでいく。それを平田君と俺で止めようとするが、煽られて暴走し始めた須藤君は止まらない。

 

「うっせぇよ平田。いいから俺に従っとけ!」

「ククク、かかってこいや須藤」

「ぜってぇ堀北に土下座させてやる!」

 

 そのまま、俺達と龍園君の一騎討ちが始まる……なんて事はなく。

 

 暴走して龍園君の騎馬に突っ込んでいく須藤君と、それに引っ張られる俺達の隙ついて、囲んでいた4組の内の1つの騎手が平田君のハチマキを奪った。

 

「なっ!?」

「ククク……バカが。誰が好き好んで1対1なんてするかよ。これでそっちの大将は沈んだなぁ」

「龍園! てめえ約束破りやがって!」

「約束なんてしてねぇよ。勝手にお前が盛り上がっただけだろ?」

「ふっざけんな!」

「敗者は黙れって去れよ。Dクラス大将の首は俺達がもらっておくわ」

 

 そう言って笑いながら、囲んでいた騎馬達をバらけさせると龍園君達も離れて行った。

 

「……くそが!」

「うわぁ!」

「平田君!」

 

 須藤君がいきなり後ろに回していた両手を崩した事で、危うく平田君が地面に激突しかけたが、俺と綾小路君でなんとか支えたので落ちずに済んだ。

 

「ちょっ! 須藤君、危ないじゃないか!」

「うっせぇ! 平田のせいで負けたんだ! その罰だ!」

 

 そう言うと、須藤君はまだ競技中だというのにテントへと戻って行ってしまった。

 

(須藤君……すごい荒れようだな。相当気合入れてたんだな)

 

 男子騎馬戦が終わり俺達がテントに戻ると、女子騎馬戦が始まっていた。

 

 予想はしていたが、俺達の時と同じく、堀北さんを大将騎手とする騎馬に4組もの騎馬が一斉攻撃を仕掛けてきた。

 

 堀北さんも頑張って抵抗してはいたが、力負けしてハチマキを奪われてしまった。

 

 これで、Dクラスは男女別共に100点を失った事になる。

 

「くそっ! 龍園の野郎、また堀北を狙い撃ちにしやがって! ボコボコにしてやる!」  

 

 そう言いながら、鬼の形相で須藤君が白組のテントへと歩き始める。そして、そんな須藤君の前に平田君が立ちはだかった。俺も平田君に続いて須藤君を止めに動く。

 

「須藤君の気持ちも分かるよ。でも、少し冷静になる必要があるんじゃない? 君が龍園くんに暴力を振るったって現状は変わらないよ」

「そうだよ須藤君! 暴力を振るった事が学校にバレたらどうなるか、俺達は身に染みて分かってるじゃないか!」  

 

 俺達の説得も意味な
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