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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
体育祭当日B 〜パートナーと相棒〜
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いた綾小路君は、紐を結ぶ体勢のままで固まってしまっている。

 やがて動き出すと、ゆっくりと口を開いた。

 

「お前……」

「ん?」

「本当に、よくそんな恥ずかしい事を普通に言えるよな」

「ええ? 別に嫌じゃないでしよ?」

「……まぁ、嫌じゃないけどな」

 

 照れ隠しなのか、綾小路君は紐を結び終えると無言になった。

 

「次のグループ!」

「……出番だな」

「うん」

「沢田、全力で走れよ。俺も頑張ってついていく」

「うん、もちろんだよ!」

 

 そして、俺達はスタート地点についた。

 

(行くよ! 相棒!)

 

 ??パアン!

 

 スターターピストルの発砲音が鳴り響き、俺は全力で走り始める。

 

 不思議な事に、掛け声を一切出さずとも完璧に息ぴったりな走りをする事ができた。

 

 これも綾小路君が俺に合わせるように頑張ってくれているからだ。

 ならば、俺がするべきは全力で走る事のみ。

 

 ゴールまで全力疾走で走り続けた結果、2位に大差をつけて1位を取る事ができた。

 

 その後。女子の二人三脚では、堀北さんと小野寺さんのペアが健闘したものの、やはり足の怪我が酷いらしく最下位でのゴールとなってしまった。

 

 練習で頑張っていた分、堀北さんと小野寺さんは悔しそうにテントに戻ってくる。

 

「……ごめんなさい、小野寺さん。練習にも沢山付き合ってくれたのに」

「いいよいいよ! 怪我ならしょうがないもん!」

「……そう言ってくれると救われるわ」

 

 最初こそ険悪だった2人だが、練習を重ねる事にいいペアになっていた分、この結果は辛いだろうな……

 

(……ごめんね2人とも。男女別の競技の時の事を考えれていなかった俺のミスだ。絶対に守るって決めていたのに……)

 

 自分の考えの無さを嘆きながらも、次の競技について考えを巡らせる。

 

 反省は後でたっぷりしよう。だから今は競技に全力投球だ!

 

 

 ??  第7種目「騎馬戦」 ??

 

 

 次の競技は男女別の騎馬戦だ。

 

 騎馬戦は時間制限方式だった。3分間の間に倒した敵の騎馬と、残った仲間の騎馬数に応じて点数が入る仕組みになっている。

 

 騎馬1つにつき、倒すと50点を得る事が出来る。そして、クラス毎に1つだけ大将の騎手がいて、その騎手の騎馬は倒したら100点を獲得できる。ちなみに、大将の騎馬が生き残っていればその組が100点を獲得できる。

 

 この騎馬戦にお
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