体育祭当日B 〜パートナーと相棒〜
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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ 作:コーラを愛する弁当屋さん
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体育祭当日B 〜パートナーと相棒〜
「……」
(くそ! 龍園君め!)
障害物競走で怪我をしてしまった堀北さん。
龍園君の余りの暴挙に怒りを覚えずにはいられないが、まずは堀北さんの怪我の経緯を確かめるのが先決だ。
「……堀北さん。倒れた時の事なんだけど、その少し前からチラチラ後ろを気にしてたよね? もしかして、相手の女子から名前を呼ばれなかった?」
「! ええ、そうなのよ。何度も何度も名前を呼ばれるからつい後ろに意識が向いてしまって……その影響でスピードが落ちたのね、相手の女子に追いつかれたと思ったらそのままぶつかってきたのよ」
「……なるほど。俺も名前を呼ばれたよ。あと、網潜りの時には足を掴まれて妨害された」
「……という事は、やっぱり事故じゃないのね」
「そうだね。まず間違いなくわざとだと思う」
「……わざとぶつかって怪我をさせるだなんて」
「そういうやり方を選ぶしかないんだろうね。普通にやったら勝てないとでも思ってるんだよ」
気づいてはいただろうが、言葉にして確認して悔しさがこみ上げてきたのだろう。堀北さんは唇を噛み締めている。
一方で、俺も皮肉めいた事を言ってしまっていた。自分で思っているよりも怒りが溜まっているのかもしれない。
「状況は最悪ね、まだ午前の部も終わっていないのに」
「……堀北さん。この後の競技はどうする?」
「もちろん参加するわ。できる事は全部やり遂げたいもの」
「そっか」
怪我が心配ではあったが、堀北さんの意思は硬いようだ。
「でも無理はしないでね。きつかったら勝敗には拘らないで。参加するだけでもポイントは入るんだから」
「……ええ、分かったわ」
悔しさを滲ませながらも、堀北さんは自分の現状も考えて俺のお願いを受け入れた。
(……とにかく、今は龍園君の事よりも赤組とDクラスの得点を第一に考えないと)
龍園君への怒りを腹の奥底に押し隠し、俺は次の競技の準備を始める。
?? 第6種目「二人三脚」 ??
次の種目は男女別の二人三脚。
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