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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
体育祭当日@ 〜迫り来る悪意〜
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「須藤を止めるんだ!」  

 

 Bクラスの男子の1人がそう叫ぶと、数名のディフェンスが須藤君を取り囲み始める。

 

「くそ! しつこいんだよ!」

 

 須藤君が力任せにディフェンスを破っても、またすぐに取り囲まれてしまい中々動けない。さすがにこの人数では厳しいようだ。

 

「須藤君! 俺が行くよ!」

「! おお! 頼むぜツナ!」

 

 須藤君に大勢のディフェンスを割いてくれているおかげで、俺はほぼノーマークと言っていい。

 

「おおお!」

「! くっ! 誰か……」

 

 全力ダッシュで棒に向けて突っ込んでいく俺。それに気付いて、Bクラスの1人が他のディフェンスを呼び戻そうとするがもう遅い。

 

 棒の周りに少し残っていたディフェンスをタックルするように振り払い、勢いそのままに白組の棒を倒す事に成功した。

 

「よしっ!」

「おしっ! ナイスだぜツナ!」

「ナイスプレイ沢田君!」

 

 自陣に戻りながら須藤君と平田君とハイタッチを交わした。

 

「よしっ! 2試合目だ! しっかり守るぜ!」

『おおっ!』

 

 2試合目はDクラスがディフェンス。Bクラスがオフェンスだ。

 一方、白組は今度もBクラスがディフェンスで、Cクラスがオフェンスらしい。

 

 ??ピイッ!

 

「……行け」

「OK.BOSS」

 

 試合開始のホイッスルと共に、龍園君の号令によりCクラスが突撃してくる。  

 

 Cクラスのメンバーは全員が須藤君のようなガタイのいい人達ばかりだ。

 アルベルト君を先頭に突っ込んでくるその集団は、まるで群れでサバンナを走る象のように見える。

 

「来るぞ!」

「うん!」

 

 俺と須藤君で棒をがっしりと掴み、平田君達は棒を守る壁となる陣形を組んだ。

 

「……SHIT」

「うわあっ!」

 

 

 アルベルト君が突っ込んでくると、平田君達はあっという間に吹き飛んでしまった。

 

「皆!」

「ちっ! ツナ、気合入れんぞ!」

「う、うんっ!」

 

 棒をしっかり支えられるように下半身にしっかり力を込める。

 

「来いヤァ!」

「…… BAD BOY」

 

 敵陣ではAクラスの葛城君達も棒の近くまで位置まで進軍しているけど、俺達が倒されるより速く倒せるだろうか。

 

「ぐぉっ!?」  

 

 その時、須藤君の呻き声が聞こえてきた。

 どうやら誰かが須藤君
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