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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
体育祭当日@ 〜迫り来る悪意〜
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チームを組む。

 

 Dクラスからは須藤君、俺、山内君、池君、平田君が出場する事になっていた。

 

「絶対勝つぞテメェら!高円寺がいないからその分気合い入れろよ!」

 

 AD連合の皆の前に立ち、須藤君がそう吠えた。

 

 須藤君から目線を逸らして白組のBC連合を見てみると、1人だけガタイが良すぎる人を発見する。

 

「あいつ、アルベルトだっけ? あの体は反則だよなぁ」

 

 メンバーの1人である山内君が、Cクラスの山田アルベルト君を見てそう呟いた。

 

 日本人離れした肉体に黒い肌。

 どうやらハーフらしいけど、日本人の血が全く見当たらない。

 それくらい異彩を放つ存在だった。

 

 そして、その後ろには龍園君の姿も見える。

 

(……俺を潰すのなら、何か仕掛けてくるよな)

 

「あんなの相手にすんのかよ……」

 

 Aクラスの皆も、アルベルト君を見て少し腰が引けてしまっているようだ。

 

「作戦通り、1試合目のオフェンスは俺達Dクラスでやる! Aクラスは葛城を主体にディフェンスを頼む!」

『おお!』

 

 Aクラスからは須藤君に負けず劣らずの筋量を持つ葛城君も参加している。なので、オフェンスは勝気な須藤君中心に、ディフェンスは慎重な葛城君中心にと前もって決めていたのだ。

 

 ただ、2試合共それでは2試合目には攻略されるかもしれないという事で、2試合目は攻守を交代することにしている。

 

 須藤君の号令で全員が配置に付く。そしてBC連合も配置につくと、ついに棒倒しがスタートする。

 

 ??ピイッ! 

 

『おおおお!』

 

 試合開始のホイッスルが鳴り響き、両陣営からオフェンスが飛び出していく。 

 

「殺されたいヤツからかかってこいや!」

「物騒すぎるよ!?」

 

 恐ろしい事を叫びながら敵陣に突っ込んでいく須藤君に続き、俺も敵陣に突っ込む。

 

 まずは俺と須藤君で道を作り、できた道に他のDクラスメンバーが流れ込み一気に棒を倒す。そういう作戦だった。

 

 殴ったり等の露骨な暴力は禁止だけど、生徒同士で接触する競技である以上は掴み合いになっても仕方ない。

 

 1試合目、白組のディフェンスはBクラスだ。

 

 俺達の侵攻をBクラスの人達が待ち構えている。

 

「おらおらぁ!」

 

 持ち前の高身長とパワーを武器に白組の棒を囲んでいる人達を次々と退けていく。

 俺も負けじと棒周辺にいる人達を引き剥がして行った。

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