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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
体育祭当日@ 〜迫り来る悪意〜
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為に俺と同じ組にしたんだし」

「おい博士、全部のハードル倒していいから絶対に完走しろ」

 

 宥めようとしている俺の話に割り込み、須藤君は博士に恐怖で体を動かさせた。

 

「こ、こぷぉ!? わかりましたですぞ!」  

 

 普段ではあり得ない機敏さでグラウンドに向かう博士。

 俺も急いで追いかけた。

 

(ごめんね博士。最下位でもポイントは入るけど、失格だとポイントなしになる。だから須藤君も君に出て欲しかっただけだから)

 

 そして、1組目のハードル走の結果は俺が1位。博士が最下位という結果で終わった。

 今回は少しだけ死ぬ気の炎エネルギーをジャンプ力を上げるのに使わせてもらった。

 

 1年男子が終わり、次は1年女子がスタートする。1組目は堀北さんと佐倉さんだ。

 

 堀北さんはいつもの通りに凛としているけど、佐倉さんは緊張しているのか動きがぎこちなくなっている。

 

 そんな2人の様子をみていると、平田君が話しかけてきた。

 

「堀北さん、陸上部に2人も当たっちゃったみたいだね」

「え? そうなの?」

「うん。Cクラスから出てる2人は、どちらも陸上の選手なんだ」

「陸上部か……優秀な人達なの?」

 

 そう聞くと、平田君は頷いた。

 

「うん。矢島さんと木下さんって子なんだけど、2人共ハードル走の選手だったはずだよ」

「そうなんだ……」  

 

 一抹の不安を感じながら見守っていると、女子の1組目がスタートした。

 

 堀北さんはスタートから飛ばして1位に躍り出るが、ハードルを跳び始めた途端にCクラスの2人に追い抜かされる。

 

「くっ!」

 

 堀北さんも必死で喰らいつくが、やはり本職の本気には及ばずに3位という結果に終わってしまった。

 

「あ〜、惜しかったね」

「うん、激戦って感じだったね」

 

(陸上部、それも担当種目の2人を同じ組に持ってくるなんて……これは采配ミス、か?)

 

 違和感を覚えつつも、特に誰かに言うことはしなかった。

 

 

 

 ?? 第3種目「棒倒し」 ??

 

 自陣営の棒を守りつつ、相手陣営の棒を倒せば勝ち。

 ……というシンプルな競技である棒倒し。

 

 本日最初の団体戦。試合のルールは2本先取した組の勝ちというもの。

 

 各組はオフェンスとディフェンスをクラスで分ける事になっていて、相手の組の同じポジションのクラスとの接触は禁止だ。

 

 そして団体戦なのでAとDの2クラスで1
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