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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
体育祭当日@ 〜迫り来る悪意〜
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しい。

 

(佐倉さん、お疲れ様!)

 

 その後、グラウンドの方に視線を戻すと、堀北さんがゴールする所だった。

 

「お〜っ! あぶねぇ〜!」

 

 須藤君が吠えた。

 堀北さんは1位でゴールできたらしい。

 

「でも2位の奴もすごかったな!」

「陸上部でもねぇのにな!」

「Cクラスって所がムカつくけどね!」

 

 どうやら堀北さんはCクラスの誰かと接戦したらしい。

 

 女子の100m走も終わり、戻って来た堀北さんに近づいて声をかける。

 

「白熱したみたいだね」

「ええ。思ったよりも伊吹さんが速かったから驚いたわ」  

 

 堀北さんと接戦したのは伊吹さんだったのか。

 確かにあの子は運動神経良さそうだったもんな。

 

 〜100m走、終了〜

 

 全学年の100m走が終了すると、点数の集計が始まった。  

 

 現在の点数は……赤組2,011点、白組1,891点。  

 

 赤組が若干優勢のようだ。

 

 まだまだ序盤だから、気を抜いてはいけないぞ!

 

 

 ??  第2種目「ハードル走」 ??

 

 2種目の競技はハードル走だ。

 

 走りながらいくつかのハードルを跳び超えてゴールすればいいわけだけど、ハードルを倒したりハードルに接触した場合はタイムのペナルティが付けられる。

 

 ハードルを倒した場合は0.5秒。ハードルに接触した場合は0.3秒がゴールしたタイムに加算されるらしい。

 

 10mごとに置かれた10個のハードルを、着実に飛び越えながらいかに速くゴールできるかを競う競技だ。

 

 この種目では須藤が最後の組、逆に俺が最初の組でスタートする事になっている。

 

「お前ら! 最下位取りやがったら、ビンタの刑だからな」  

「お前は龍園かよ! どんな恐怖政治だ!」

 

 テントの前方から皆にプレッシャーを掛ける須藤君。冗談だと思うけど、今その冗談は逆効果だ。

 

 止めたいけど、俺は最初の組なのでもうグラウンドに出ないと行けない。ちなみに、もう1人は最初の組は博士だ。

 

「博士、行くよ?」  

「せ、拙者は腹痛でござる! 欠席してもいいでござる?」  

 

 博士は脂汗をかいて震えている。でも本当に具合が悪いのではなく、ハードルを飛び越えるのが苦手だからだろう。

 

「博士、自分なりに頑張ればいいんだよ?」

「ううう〜、でも怖いでござる〜」

「無理はしなくていいから、その
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