体育祭当日@ 〜迫り来る悪意〜
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れろ!」
「ぐうう……」
「……ちっ!」
俺が中々倒れないので、龍園君は大きく舌打ちをした。
そして、そのすぐ後。
「おおおお!」
「くっ!」
??バタン!
BC連合の棒が葛城君の手で倒された!
『試合終了! 赤組の勝ち!』
審判の先生によって赤組の勝利が告げられる。
そして同時にCクラスからの攻撃もピタッと止んだ。
「はぁっ……」
「ツナ!」
さすがにきつくて地面にへたり込むと、須藤君達が駆け寄ってきた。
「ツナ! 大丈夫か!?」
「う、うん。全然平気だよ」
死ぬ気の炎エネルギーを纏わせておいたおかげか、ひどいダメージは受けずに済んでいた。
「そうか。……くそ、あの野郎! 今度見かけたら殴り倒してやる!」
そう言うと、須藤君は怒りに目をギラつかせて棒を蹴った。
「やめてよ須藤君。そんなことしたらCクラスの思う壺だよ」
「でもよお!」
自分も痛めつけられた事よりも、俺を集中砲火をした事に対して激怒しているようだ。
「沢田君の言う通りだよ。相手の罠に乗っちゃいけない」
「ツナがこんなに痛めつけられてんだぞ!? お前は悔しくねぇのか平田!」
「もちろん悔しいよ! でも本人がやめてって言ってるんだし、沢田君の意思を汲むべきだよ!」
「ぐ……」
平田君の説得が効いたのか、須藤君は怒りを剥き出しのまま荒々しくテントに帰っていった。
「ほら、立てるか沢田?」
「ありがとう、池君」
俺も池君に引っ張ってもらって立ち上がり、池君の肩を借りながらテントへと戻った。
そして、テントに着いた時に須藤君は……
「くそっ! くそっ!」
『……』
パイプ椅子を蹴り飛ばしていて、周りのクラスメイトに怪訝な眼差しを向けられていた……
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