体育祭準備B
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ないかなって」
「あ〜、なるほどね! 私いろんな部活の子と仲良しだから、気になる人がいたら簡単な紹介ならできるかも!」
「助かるよ。それを期待して桔梗ちゃんを誘ったんだ」
「あははっ♪ がんばるねっ!」
桔梗ちゃんと会話をしていると、綾小路君と堀北さんもやってきた。
「おはよう」
「……おはよう」
「あ、2人ともおはよっ♪」
「綾小路君と堀北さん、おはよう!」
4人揃った所で、さっそく偵察に出る事になった。
「どこの部活を偵察に行く?」
「屋外がいいわね。体育祭に重要そうなデータが取れるわ」
「……そうだな」
堀北さんの提案を採用し、俺達4人は陸上やサッカー部が使っているスタジアムに向かう事にした。
?? スタジアム ??
「お〜! すごい賑やかだねっ♪」
スタジアムに着くと、陸上部とサッカー部が練習に励んでいた。
「あ、平田君だ♪」
「本当だ」
サッカー部は試合形式の練習をしているようだが、サッカー部員である平田君もフィールド内を走り回っていた。
しばらく練習を観察していると、桔梗ちゃん徐に口を開いた。
「……ねぇツナ君?」
「ん?」
「今日ってさ、本当は偵察が目的じゃないよね?」
「えっ!?」
いきなりそんな事を言う桔梗ちゃんに驚いて顔を見ると、桔梗ちゃんはいつもの笑顔で俺の事を見つめていた。
「な、なんでそんな事を?」
「だって最近のツナ君なんか変だったもん。私と仲良くしたいけど、なんか戸惑っているっていうか〜」
「……そんな感じ出してた?」
「うん! ツナ君は分かりやすいからね♪」
顔に出さないように気をつけていたつもりだったけど、桔梗ちゃんにはバレバレだったようだ。
俺が苦笑いし始めても、桔梗ちゃんは笑顔を崩さない。
逆にそれが怖くもある。
「……で? どうして今日はこのメンバーで集まったの?
もうごまかしても意味はないだろう。
しょうがないから、ここはストレートに聞いてしまおうか。
「あのね、桔梗ちゃん。干支試験の事なんだけど……」
「干支試験? それがどうかした?」
「うん。桔梗ちゃんの辰グループは、桔梗ちゃんが優待者だったでしょ?」
「そうだよ」
「辰グループの試験結果は結果1。でもさ、同じグループの堀北さんと平田君は誰にも君が優待者だって話していないって言ってるんだ」
「うんう
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