体育祭準備B
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」
「うん、分かった」
「……じゃあ、早速誘いに行くか」
「そうだね!」
そして、俺達は桔梗ちゃんと堀北さんを誘うべくDクラスの教室に戻ったのだった。
?? Dクラス教室 ??
教室に入ると、堀北さんは自分の席で読書をしていた。
「堀北さん、少しいい?」
「? ええ、かまわないわ」
しおりを挟んでから本を閉じ、堀北さんは俺達の方を見た。
「で、何?」
「明日の土曜日、午前中だけ時間をくれない?」
「午前中? かまわないけれど、どうしてかしら」
「他クラスの練習の偵察に行きたいんだ」
「! なるほどね。確かにそれも必要だし。わかったわ」
「ありがとう!」
堀北さんの次は、桔梗ちゃんに声をかける。
「桔梗ちゃん、ちょっといい?」
「うん、いいよぉ♪」
「明日の午前中、時間ある?」
「明日って土曜日だよね? あるよ?」
「そっか。じゃあ一緒に他クラスの練習の偵察に行かない? 他クラスの情報に詳しい桔梗ちゃんの意見も聞きたいんだ」
「あ、なるほどね。わかった♪」
「よかった、ありがとう!」
桔梗ちゃんを誘う事にも成功し、明日の準備が完了したところで昼休みは終了した。
?? 放課後 ??
放課後になり、片付けをしていると、堀北さんに声をかけられた。
「……ねぇ、沢田君。綾小路君」
「ん?」
「なんだ?」
堀北さんの声色が、なぜか怒っているように感じた。
「どうして櫛田さんも誘ったの?」
「え!? ……桔梗ちゃんの意見も聞きたいから?」
「……嘘ね」
「えっ!? 嘘じゃないよ!?」
「すごく動揺してるじゃない。何か理由があるのかしら?」
顔に出てたのか堀北さんに図星をつかれてしまった。
そんな俺に呆れたのか、綾小路君がフォローしてくれる。
「はぁ……堀北。帰りながら話そう。ここでは話しづらい」
「? わかったわよ」
荷物をしまい込み、3人で教室を出て昇降口に向かう。
「……どうして教室では話せないのよ」
「……とあるクラスメイトの名誉の為だ」
一言二言の会話をしながら昇降口に行き、外履きに履き替えて学校から出た。
そして、マンションへと向かいながら本題へと入る。
「実はな。明日の偵察はあくまで口実に過ぎない。櫛田を呼び出す為のな」
「…
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