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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ   作:コーラを愛する弁当屋さん

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体育祭準備@

 

 ?? 2時間目、体育館 ??

 

 

 2時間目は全学年の顔合わせが行われるらしく、1年生から3年生までの全生徒と教師陣が体育館に集合していた。その数、約400名。

 

 赤組と白組に分かれているとはいえ、この人数ではどんな人達がいるのかさっぱりわからない。

 

「……」

 

 堀北さんがキョロキョロ辺りを見回している。お兄さんを探しているのだろうか。

 

 その時、1人の3年生が立ち上がって手を叩き、赤組の生徒達の注目を集めた。

 

「え〜、こほん。俺は3年Aクラスの藤巻という。今回の体育祭で赤組の総指揮を執ることになった」

(総指揮か……生徒会長が仕切るんじゃないんだ)

 

 横目でチラリと堀北さんを見ると、どこかホッとしているように見えた。

 

「1年生、ひとつだけアドバイスをしておくぞ。分かっている者もいるだろうが、体育祭は非常に重要なものだということを肝に銘じろ。体育祭での経験は必ずこれからの試験で活かされる。これから受けていく試験の中には一見遊びのようなものも多数あるだろうが、その全てが生き残りを懸けた大切な戦いになるからな」  

 

 ……とにかく、全てに試験には全力で望まないとダメってことだよね。

 

「今の話がよく分からなかった者もいるかも知れない。だが、やる以上は勝ちに行く。その気持ちを強く持つんだ。それだけは全員共通の認識として持っておかねばならん!」

「……それはそうね」

 

 堀北さんは藤巻先輩の言葉を頷きながら聞いていた。

 

「俺達は同じ赤組ではあるが、全学年が関わる種目は最後の1,200メートルリレーだけだ。それ以外は学年別種目ばかり。なので、今から各学年毎に体育祭について好きに話し合ってくれ」  

 

 藤巻先輩の話はここで終わりらしく、3年生と2年生はそれぞれ学年毎に分かれ始める。

 

 俺達1年生は、すこし遅れて1箇所に集合した。  

 

「……」

「……」 

 

 今回は味方だと言うのに、お互いに相手を警戒せずにいられい。1年生の周囲にはそんな雰囲気が漂ってくる。

 

(普段は敵同士だし
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