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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
体育祭準備@
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うよ!」

「……そうね」

「ああ……だが、お前達に一つ忠告しておくぞ」

『忠告?』

 

 綾小路君の忠告という言葉に俺達は足を止めた。

 

「船上試験の後、次はお前達を狙い撃ちにすると言っていた奴がいるだろ」

「龍園君ね」

「そうだ」

「体育祭で何かを仕掛けてくる可能性が高いと?」

「ああ、体育祭は絶好の機会だろ」

 

 体育祭で龍園君が何かを仕掛けてくる……

 

 その可能性は高いと俺も思う。

 堀北さんに牙が向けられるなら、何としても俺が守らないといけない。

 

「うん。十分に気をつけるよ」

「分かってるならいいんだ」

 

 それから、俺達はDクラスの教室へと帰った。

 

 

 ?? 翌日のホームルーム ??

 

 体育祭が終わるまでは、週に一度は2時間のホームルームが行われるらしい。

 

 そして、その時間は生徒達の自由にしていいそうだ。

 

 俺達Dクラスは、今回のホームルームでは各競技のメンバーの選び方を話し合うことになった。

 

「さて。これから体育祭に向けての話し合いを始めようと思う。まず初めに決めるべきなのは、競技の参加順と推薦競技の出場者。この2つの決定方法だと思うんだ」

 

 平田君の提案に誰も反応しない。まぁ無言の肯定なんだろうけども。

 

 体育祭を通じてクラスメイトとの距離を縮めようと決めた俺は、いつもより積極的に話し合いに参加しようと思った。

 

「平田君は何か考えがあるの?」

「うん。例えばさ……」

 

 平田君は黒板にチョークで2つの言葉を書き記す。

 『挙手』と『能力』だ。

 

「選手選びの指標となるのはこの2つだと思う。競技毎に希望の順番を聞いていく挙手制。個々の能力を見極めて効率化を図る能力制。このどちらかじゃないかな」

 

 挙手制になれば、それぞれ希望通りの順番が通りやすい。複数人の希望が被ったら場合は希望が叶わない事もあるだろうが、能力制よりも穏便に決められる。でも、いい結果を残せるかは分からないから運の要素もある。

 

 一方で能力制にすれば、個々人の能力に沿って機械的に決める事ができるし、勝率を高くする事ができる。でも、運動が苦手な人達に取っては得点を得るチャンスがもらえないわけだから、不平不満が出やすいだろう。

 

 どちらも一長一短な気もするけど、俺的には能力制がいいんじゃないかなと思う。それで選ばれた人が得点を受け取れたら、ポイントをクラスで分け合う事もできるし。

 

 ……テストの点数については分
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