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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
体育祭準備@
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必要なものもあるだろう。そういう競技に関してのみ、後日打ち合わせをしようと思うのだが、それもかまわないか?」

「もちろん。棒倒しとかは配置決めも必要だろうしね」

 

 ふむ。仲間とはいえ、学年別の優劣も付けるからお互いに手の内を明かし合いたくはないか。

 

「皆もそれでいいかな?」

 

 平田君が振り返ってDクラスの面々に確認を取る。異議を唱える者はいなく、全員が頷き返している。

 

「よし、じゃあよろしく頼む」

「うん。こちらこそ」

 

 AとD両方の合意が取れたところで、赤組1年生の話し合いは終了となった。

 

 これで解散らしく、Dクラスの教室に戻ろうとした所、池君が声をかけてきた。

 

「なぁなぁ。沢田、綾小路」

「ん?」

「どうした?」

「あの子……お前達の事じっと見てるぜ」

「えっ?」

 

 池君が指差している方を見てみると、そこには坂柳さんがいた。そして、そんな坂柳さんに寄り添う様に見知らぬ女子が1人立っている。

 

 そして、池君の言うように確かに俺と綾小路君の事をジッと見つめているような気がした。

 

「……」

「……(ニコっ)」

 

 俺達も見つめ返していたら、視線に気づいたのか坂柳さんはニコリと微笑んだ。

 

 気まずかったので、こちらもぎこちない笑みを返しておこう。

 

「……沢田。坂柳と面識はあるか?」

「ううん、話したこともないよ」

「そうか……俺もだ」

「なんでこっちを見てたんだろ」

「こっちの勘違いかもしれないな」

「ん〜、まぁそうかもね」

 

 こっちの自意識過剰ということにしておくことになったのだが、俺は坂柳さんの他に2人から視線を向けられているような気がしていた。

 

 1人は小狼くん。そしてもう1人は、坂柳さんに寄り添っているポニーテールの女の子だ。

 

(……小狼君は単純な怒りで睨んでると思うんだけど、女の子の方はなんだ? なんか変な感じがするんだよなぁ。なんというか……優しい感じがするというか)

 

 ??ポンっ。

「!」

 

「……沢田、教室に戻ろう」

「あ、うん……」

 

 綾小路君に肩を叩かれ我に帰る。ここで考えていても答えは出ないだろうし、俺は綾小路君と共にDクラスの教室へと帰った。

 

 

 ?? ツナ達が体育館を出た後、坂柳は山村と共にゆっくりとAクラスへと帰り始める。

 

 そして、歩きながら2人はこんな会話をしていた。

 

「……ついに、あなたと沢田君
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