2学期が始まる。
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最悪なのは、白組が勝利して1年の総合点でDクラスが最下位になる事。これだとCPが200も削られてしまうからな。
旨みはないのに頑張らないといけない。その事がクラスメイト達のやる気を更に削いでいるが、茶柱先生から朗報があるようだ。
「安心しろ。クラス毎の旨みはないが、個人の旨みはきちんと準備されている」
「個人の旨み?」
茶柱先生の言う個人の旨味とは、ようするにこういう事らしい。
○個人競技報酬(次回中間試験にて使用可能)
個人競技で1位を取った生徒には5,000PPの贈与、もしくは筆記試験における3点分の点数を与える(点数を選んだ場合他人への付与は出来ない)
各個人競技で2位を取った生徒には3,000PPの贈与、もしくは筆記試験における2点分の点数を与える(点数を選んだ場合他人への付与は出来ない)
各個人競技で3位を取った生徒には1,000PPの贈与、もしくは筆記試験における1点分の点数を与える(点数を選んだ場合他人への付与は出来ない)
各個人競技で最下位を取った生徒にはー1,000PP。(所持するポイントが1,000未満になった場合には、筆記試験でー1点を受ける)
○反則事項について
各競技のルールを熟読の上遵守すること。
違反した者は失格同様の扱いを受ける。
悪質な者については退場処分にする場合有。
それまでの獲得点数の剥奪も検討される。
○最優秀生徒報酬
全競技で最も高得点を得た生徒には10万PPを贈与する。
○学年別最優秀生徒報酬
全競技で最も高得点を得た学年別生徒3名には各1万PPを贈与する。
……色々な報酬があるみたいだけど、今までになかったようなものがあるな。
そして、俺が気になっていた事は池君が質問してくれた。
「先生! この1位とか2位とかを取った時の特典なんスけど、 筆記試験の点数を得るってどういう意味っスか!?」
「お前の想像通りだぞ。体育祭で入賞すれば、それに応じて筆記試験に補填できる点数を得る事もできる。勉強が苦手な者にとっては、大いに役立つ報酬だな」
茶柱先生のその言葉に、クラスから歓声が上がる。特に反応を示さないのは、綾小路君、堀北さん、高円寺君くらいか。
この3人はきっと、報酬の影に隠れたデメリットに気付いているのだろう。
それは、報酬が記載された資料の裏に記載
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