暁 〜小説投稿サイト〜
ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
2学期が始まる。
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 1枚目は茶柱先生の言う通り、新しい時間割だった。そして2枚目以降は、体育祭に関する資料の様だった。

 

 ここで、平田君が挙手をして茶柱先生に質問をした。

 

「先生! これも特別試験の一つなんでしょうか?」

「どう考えるかはお前達次第だ。が、クラスに大きな影響を与えるのは間違いない」

 

 どっち付かずな言い方だが、試験という名前は付いてないけど、特別試験と言ってもおかしくない行事ってことかな。

 

「え〜、私運動は苦手なのに」

「俺はまぁまぁ自信あるぜ?」

 

 クラスメイトの反応も様々だ。運動が得意な子は喜ぶし、苦手な子は嫌そうである。

 

 そんな事を考えていると、隣の席のみーちゃんが話しかけてきた。

 

「ねぇねぇ、ツナ君は運動得意?」

「ん? どうだろう、結構トレーニング頑張っているから少しは自信あるかな」

「そっか〜」

「みーちゃんは?」

「私も結構自信あるよ」

 

 そういえば、みーちゃんは学力も運動能力も高いって桔梗ちゃんに聞いた事があったっけ。

 まぁそんなわけで、みーちゃんは結構体育祭が楽しみな様だ。

 

 そして再び資料に目を通していると、茶柱先生から説明が始まった。

 

「既に目を通して気づいている者もいるだろうが、今回の体育祭は全学年を2つの組に分けて勝負する方式だ。お前達Dクラスは赤組に配属になる。1年生のもう一つの赤組はAクラスだ。つまり、この体育祭の間はAクラスが味方ということだ」  

(BクラスとCクラスは白組って事か)

 

 今までの試験なら、基本はクラス毎の戦いだった。

 でも、今回はAクラスとのチーム戦になるわけだ。

 

(……小狼君とみーちゃんが同じチームってのはなぁ。よく見ておいた方がいいかもしれないぞ)

 

 横目でちらっとみーちゃんを見ながら、俺はそう思っていた。

 

「いよいよお前があいつと接触する機会が出来るってことか」

「……ここでその話をしないで。二度は言わないわ」  

 

 後ろの席で、綾小路君と堀北さんがそんなややり取りをしているのが聞こえた。

 そういえば、堀北さんのお兄さんは3年Aクラスだったな。

 

(ん〜、複雑な心境なのかもしれないな)

 

「……」

 

 ??パンパン!

 

「……お前達」

 

 各自近隣の席の子と話始めたからか、茶柱先生は手をパンパンと叩いて注目を集めた。

 

 

「まずは体育祭で起こり得る結果に目を通せ。何度も説明する気はないぞ、一度でしっか
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