暁 〜小説投稿サイト〜
ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
夏休み最終日、episode of pool.
[2/22]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「佐倉さんね、分かった(……お、まだ諦めないんだね)」

 

 うん、完全に池君達の好きな女子を集めて欲しいというお願いだな。

 

 でも、なんで自分達で誘わないんだろう。

 

「……でもさ、自分達で誘った方が印象がいいんじゃない?」

「いや! それは無理! 難易度高すぎ! 来てくれる可能性低すぎだわ!」

「え〜、それは俺も同じだと思うんだけど……」

「何言ってんだ! 沢田は桔梗ちゃん達と仲良いだろう? 船でも記念撮影に呼んでたし!」

「それはそうだけど……」

 

 記念撮影とプールへのお誘いじゃ、全然難易度が違わないですかね……

 

 ここで、池君から端末を奪い取ったのか、須藤君の声も聞こえてきた。

 

「ツナ! 頼んだぜ! おそらく堀北を誘えんのはお前くらいしかいねぇからな!」

「須藤君、俺が誘っても来てくれる保証はないよ?」

「大丈夫だって! だってツナだしな!」

「そうだぜ! 沢田ならできる! 頼んだぜ、俺の佐倉を明日連れてきてくれよ!」

 

 須藤君の声に混じり、山内君の声も聞こえてきた。

 

 昨日失恋したばかりなのに、元気一杯だなぁ。

 その元気さは見習うべきかもしれないな。

 

「てことで! お前には女の子達を誘うという、一番大事な任務を任せるぜ! あ、俺達は秘密兵器の準備をするからよ。へへっ、楽しみにしておいてくれよっ!」

「え? 秘密兵器ってな……」

「じゃあまた明日な! あ、プール前に8時半集合な!」

 ??ぶちっ!

 

 締めの一言に返事をする間もなく、池君からの通話は切れた。

 

「……」

 

 少しもやもやしながら、綾小路君に学生証端末を返す。

 

「……すまんな、面倒な役目を任して」

「ん〜、まぁいいよ。人数多い方が楽しいし」

「そうかもな」

「池君・須藤君・山内君・綾小路君・俺・桔梗ちゃん・堀北さん・佐倉さん。8人でプール行くなんて初めてだなぁ〜……」

「……? どうかしたか?」

「……いや、バランス悪いかなって」

 

 明日の事を考えていたら、少し引っかかる事があった。

 それは男女のバランスだ。今のままでは男5の女3になってしまう。

 

「別にいいんじゃないか?」

「でもさ、女の子も同じくらいいる方が、女の子的にも安心じゃない?」

「……まぁ、男の方が多いと怖いと思う奴もいるかもな。佐倉とか特に」

「でしょ? だからさ、もう2人女の子を誘おうかなって」

「いいんじゃないか? でも、誰を誘うんだ?」

「軽井沢さんとみ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ