夏休み最後の5日間SS、その@
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になってしまったマシマロベジタブルを持ち、列に並ぶ事数分。
「……お客様、こちらへ」
「わっ!? ……は、はい」
いきなり白いフードを被った男が現れ、俺とひよりちゃんを店の奥へと案内し始めた。
店の奥には小さな部屋があり、そこが占いのお店になっているとの事。
部屋に入ってみると、そこには小さい机を挟んで三脚の椅子が置いてあった。
二脚がお客さん用らしく、もう一脚には占い師が座っている。
占い師は顔を伏せているが、若い男のようだ。
「どうぞ、おかけください」
フードの男に言われるままに俺達は椅子に腰掛けた。すると……
「……ぷっ♪」
「?」
「ハハハハハw」
占い師が顔を伏せたまま笑い始めた。
「……あ、あの。どうして笑うんです?」
「ハハハハハ♪ いや〜ごめんね? 久しぶりの再会で嬉しくなっちゃった!」
「! その声……まさか!」
「うん! そのまさかさ♪」
ゆっくりと顔を上げる占い師。
「び、白蘭!?」
「いえ〜い♪ 驚いてるね〜綱吉クン!」
そう、未来で死闘を繰り広げ、代理戦争では共闘もした白蘭だったのだ!
「な、なんで白蘭が!?」
「あ、ボクだけじゃないよ? 後ろを見てごらんよ♪」
「え?」
白蘭に言われるがまま後ろを振り向くと、そこには案内してくれた白フードの男が立っている。
「?」
「……(スっ)」
「あ!」
白フードの男がフードを外すと、そこには……
「が、γガンマ!?」
「よぉ、代理戦争以来だな」
「えええ〜!?」
白フードの男は、ユニの右腕であるγだった。
(な、なんでこの2人が?)
「ジョーコファミリーの強襲に供えての赴任ですね?」
「え?」
「そう! さすがはひよりちゃん♪」
「え!? どうして白蘭がひよりちゃんの名前を!?」
さっきから驚いてしかいない俺に対し、ずっと冷静なままのひよりちゃん。
驚愕している俺に見かねたのか、ひよりちゃんが説明し始める。
「この2人とは、入学前に一度お会いしているんです」
「!? そうなの!?」
「はい、ユニさんに協力を依頼する時に」
「あ、なるほど……」
ユニに会うならミルフィオーレファミリーの所へ行かないといけないもんなぁ。
「……で、ジョーコ
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