夏休み最後の5日間SS、その@
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俺にしてくるんだ?」
「基本的にボンゴレは学校内での出来事に干渉はしない。でも、お前は納得できる理由があれば指導はしてくれるんだろ?」
「そうだな。俺が納得できる事なら、かてきょーとして指導はしてやる」
「よし。じゃあ俺に死ぬ気状態に関する指導をしてくれ!」
「理由はなんだ?」
ここで納得できる理由がなければ指導はしてもらえないだろう。ここが勝負だ。
「お前は死ぬ気の事にも死ぬ気の炎についても詳しいだろ。だから自力で死ぬ気状態になる術を知ってると思うんだ」
「そうだな。確かに死ぬ気については熟知しているつもりだ」
「だろ?」
「でもなんで教えて欲しいのが死ぬ気状態なんだ? 死ぬ気の到達点へ至るのが目標だろ?」
「自力で死ぬ気になれないのに、死ぬ気の到達点なんて到達できるわけないからだよ」
質問への回答を聞いたリボーンはニヤッと笑った。
「ふっ。どうやら俺に指導を頼む前に、ちゃんと自分でもどうすればいいか考えたようだな」」
「もちろん。何も考えずにただ頼んでも、お前が受け入れてくれるわけないからな」
「俺の性格をよく分かってるじゃねぇか。褒めてやるぞ」
「伊達に3年間生徒をやってないよ!」
「ふふっ、そうだな」
満足げに頷いたリボーン。しかし数秒後、今度はなぜか少し難しい顔になって考え込み出した。
「……すまねぇが、死ぬ気の到達点については俺から指導できる事はもうないかもしれねぇな」
「え? なんで?」
「……お前は一度死ぬ気の到達点を経験している。それはつまり、お前は死ぬ気の到達点に至れるだけの素質があるって事だ」
「素質?」
「そうだ。全身の細胞が死を覚悟するなんて、簡単にできることじゃねぇ。それが出来るだけの資質や強い意志が必要だからな」
それと指導できる事が少ない事に何か関係があるのだろうか。
「で、だ。お前は死ぬ気の到達点に一度は到達した。つまりは体の細胞一つ一つに死を覚悟できる資質があり、経験がある。それに、アルコバレーノの奥義『特殊弾による技の継承』を使っても、体に死ぬ気の到達点に達する感覚を覚えさせることくらいしかできないだろうし、そもそも一番大事な自力で死ぬ気の到達点に達する方法が俺や家光にもわからねぇんだ」
「そ、そっか……」
リボーンにも、あくまで俺に死ぬ気の到達点に到達させるサポートしかできないらしい。死ぬ気の到達点の事は自分で試行錯誤していくしかなさそうだな。
「だが、自力で死ぬ気状態になる術なら教えてやれるぞ」
「! 本当か!」
「ああ。……こいつを使っ
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