船上試験終了後、区切りと決意。
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「まぁまぁ2人とも。姉妹校なんだし、また一緒の行事とかがあるって」
「うう……本当?」
「……本当ですか?」
「うん。きっとまた近い内に会えるよ。それにさ、連絡先は交換してるじゃん。姉妹校の生徒とは連絡とってもいいらしいから、いつでも電話してきていいよ?」
「! いつでも!?」
「本当にいつでもですか!?」
……なんとなく、このままでは生活サイクルがめちゃくちゃになりそうだったので、保険はかけておく事にした。
「う、うん。でもこっちの事情も少しは考えて欲しいかな?」
「はい! 分かったよボス♪」
「御意です!」
2人が通常に戻ったので、本題に入る。
「皆、無人島でも船の上でも色々とありがとう。すごく助かったよ。これからも一緒に頑張っていきたいと思ってます。だから、これからもよろしくね」
『! はいっ!』
8人全員が笑顔で頷いてくれた。
(あ、レオナルドはドヤ顔)
「俺はいつだって10代目と共にいます! 右腕ですから!」
「俺達は親友だしな! あ、右腕は俺な?」
「……ボス、一緒にバカンスできて楽しかったよ」
「ふふふ。ボスと過ごした数日間。人生で一番素敵な時間でしたわ」
「ボス、私の事を忘れないでくださいよ? いつでも上の席次に移る準備は出来てますからっ!」
「……うちのバカ共がすみません、ボス。次に会うまでにもう少し常識を教え込んでおきますので」
「それだとあたし達バカみたいじゃん! ボス、あたしバカじゃないからねっ!」
「そうです。ちなみに、私は天才です」
それぞれに色々言われながら全員と握手を交わした。
これで挨拶も済んだので、俺は次の話題に移った。
「ねぇ、この後もう少し付き合ってくれない?」
「喜んで! ……でも何するんすか?」
「思い出作りだよ」
「え? 思い出作り?」
「うん。ちょっと待ってて、他にも集めたい人達がいるから」
学生証端末を取り出して、とある人物に電話をかける。
??プルルルル、ガチャ。
「もしもし? どうしたのツナ君」
「京子ちゃん、今から皆で記念撮影しない?」
?? 30分後。
歌劇場の裏に20人程度の人が集まった。
俺とOtto talenti以外に集まってくれたのは……
「んっん〜♪ ツナさんと写真〜♪」
「皆で記念撮影なんて、中学の卒業前に撮って以来だね〜」
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