船上試験終了後、区切りと決意。
[2/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
番目は俺になる。だから俺が巳グループの優待者に選ばれたんだ。……どう? 正解だろ?」
「……ふっ」
課題の答えを回答し終えると、リボーンはニヤリと笑い、そして深くゆっくりと頷いた。
「正解だぞ。今回の特別課題もクリアだな」
「ほっ……よかったぁ〜」
正解していた喜びでほっと胸を撫で下ろす。
「なんだツナ。自信なかったのに答え合わせに来たのか?」
「いや、自信はあったんだけどさ。この後クラスメイト何人かと昼飯を食べるんだよ。干支試験の総括も兼ねてるから、間違った答えを出してたら恥ずかしいだろ?」
俺のその発言を聞いたリボーンは、なぜかため息を一つ吐いた。
「はぁ……お前はもっとドッシリと構えられるようにならんとダメだな。ボスがそんなんじゃ士気に関わるぞ」
「うっ……確かに……あっ、もう11時50分だ!」
リボーンの小言から現実逃避しようとして時計を見ると、後10分で集合時間だという事に気がついた。
「リボーン、俺もう行くよ!」
「逃げやがったな? 日本に帰ったらリン……あ、待てツナ。言い忘れた事があった」
「ん? 何だよ?」
半分背中を見せながらリボーンの言葉を待つ。
「今日の夕方に船の乗り換えがある。そこで姉妹校とは別行動になるからな。Otto talenti と行動できるのも今日の夕方までだ」
「あっ、そうか。もう明日から日本に帰るんだっけ」
最後に獄寺君達にお礼を言っとかないとな。沢山助けてもらったし。
「わかった。後で全員と挨拶しておくよ」
「そうだな」
「うん、じゃあ、俺行くからな!」
そして、俺は地下施設を出て待ち合わせしているカフェへと向かった。
?? 12時15分。カフェテリア ??
カフェに集まったのは、俺・綾小路君・堀北さん・平田君・軽井沢さんの5人だ。
昼飯を食べながら、俺と堀北さんと平田君で干支試験についての話を進めた。
「……と、いうわけで。干支の順番と生徒のあいうえお順が選定基準だったんだね」
「そうね。気付いてみればなんて事ない法則だったわ」
「でも、試験中に気づくのは難しいよ。自分のクラスの優待者を知ったとしても、確信を得る事はできないだろうからね」
平田君のいう通り、少なくとも4人の優待者情報を知らないと確信はできないだろう。俺はDクラスとCクラスの優待者情報を知った事でこの法則性に気づいた。龍園君も4人の優待者情報を知ったから法則に気付
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ