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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
船上試験最終日、夜。
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「……」

 

 ??カチャ。

 

 龍園君が見えなくなると、綾小路くんはコーヒーを一口飲んだ。

 

「ふぅ。……だ、そうだが。どうするんだ? お前達」

「……迎え撃つだけよ」

「……俺を狙うならいいけど、堀北さんに手を出そうとするなら……死ぬ気で止めるし、その報いは受けてもらうよ」

「……そうか」

 

 3人だけになったカフェテリアで、俺は今回の試験で起きた事や分かった事を頭の中で整理し始めるのだった……

 

 

 ?? その頃、遊技場にて ??

 

 同時刻。遊技場では小狼が暴れまわっていた。

 

「くそっ! 何で俺がPPを引かれてんだよ! しかも結果4だ? 巳グループの優待者は美雨じゃなかったのか山内ぃ!」

 

 怒りに任せてあらゆる場所に蹴りを入れる小狼。その姿を山内は正座をしながら眺めていた。

 

(そんな事言われてもよ〜。メールは王ちゃんの学生証端末で見せて貰ったし、王ちゃんで間違いなかったはずなんだよ。俺だってわかんねぇよ〜)

 

 何も発言しない山内に、小狼は勢いそのままに蹴りを入れる。

 

「ぐぉ!」

「役立たずが! お前のせいでこうなったんだ!」

「す、すみません!」

「この借りは必ず返す! ボンゴレ]世、そして美雨! 必ず痛い目に合わせてやる! そして美雨のみならず沢田も奴隷にしてやる! てめえも手伝えよ、山内!」

「も、もちろんです!」

 

 その後しばらく、遊技場には小狼の怒号が響き続けたという。

 そして、その怒号に遠い国で聞き耳を立てる男がいた。

 

 ?? イタリア、とある場所 ??

 

 小狼の怒号に聞き耳を立てるその男は、優雅に紅茶を味わっている。

 

「くくく……素晴らしい怒りの旋律だ」

「……只今戻りました」

「おや? ずいぶん遅かったですね」

 

 紅茶を飲む男の元に、赤と黒のメッシュで黒服の男が現れた。

 

「……すみません。思ったよりも気力を消費した様で、ショートワープで移動できる距離が短くなってしまいまして。おかげで帰るのに数日かかってしまいました」

「そうですか。……まぁあなたはボンゴレ]世を相手にしたのでしょう? それくらいの相手ということですよ」

「お気遣いありがとうございます。……して、一体何をお聞きになっているのですか?」

「ん? ああ、小狼君の怒号ですよ。全く、まだまだお子様ですねぇ。大事な場面で感情任せになるようでは」

「そうですね」

『……』

 

 会話が途切れると、男はカップに残った紅
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