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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
船上試験最終日、夜。
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結果2とする。

 卯(兎) 裏切り者の回答ミスにより結果4とする。

 辰(竜) 試験終了後グループ全員の正解により結果1とする。

 巳(蛇) 裏切り者の回答ミスにより結果4とする。

 午(馬) 裏切り者の正解により結果3とする。

 未(羊) 優待者の存在が守り通されたため結果2とする。

 申(猿) 裏切り者の正解により結果3とする。

 酉(鳥) 裏切り者の正解により結果3とする。

 戌(犬) 優待者の存在が守り通されたため結果2とする。

 亥(猪) 裏切り者の正解により結果3とする。

 

 以上の結果から本試験におけるクラス及びプライベートポイントの増減は以下とする。  

 

 Aクラス……ー250CP+150万PP  

 Bクラス……変動なし+250万PP  

 Cクラス……プラス150CP+500万pr  

 Dクラス……プラス100CP+350万PP

 

 from 高度育成高等学校

 

 

「Cクラスが……トップ……」

「くっくっく……」

 

 堀北さんの呟きの通り、Cクラスがトップを取る結果になっていた。

 

「これが現実だ。俺にはこの試験の根幹部分が見えていた。だからこの結果になった」

 

 俺達を見てそう言う龍園君に堀北さんが喰ってかかった。

 

「嘘を吐かないで。それならなんで辰グループは結果1なのかしら?」

「……櫛田桔梗、だろう?」

「なっ!?」

「……」

 

 龍園君は辰グループの優待者を言い当てた。俺はレオナルドとカルメンのおかげで知っていたけど、堀北さんには驚愕だったようだ。

 

「……知ってたのに、どうして密告しなかったの?」

「結果を見ればだいたい分かるだろ?」

「……Aクラス、だな」

 

 龍園君の問いかけに、堀北さんの代わりに綾小路君が答えた。

 

「そうだ。今回はAクラスがターゲットだった。だからAクラスが優待者のグループだけを狙い撃った。それだけの事さ」

「……くっ」

「お、悔しそうな顔も色っぽいなぁ、鈴音」

「……」

 

 堀北さんの顔を舐め回す様に見た龍園君は、今度はニヤニヤしながら堀北さんと俺の事を交互に見回した。

 

「落ち込んでいるお前らに朗報だ。今回はAクラスを狙ったが……次はお前達だ、鈴音。そして猿のパシリ」

「!」

「……」

「……」

「身も心もズタボロにしてやるからな。二学期を楽しみにしておけ」

 

 そう言うと、龍園君は俺達から離れてどこかに行ってしまった。

 

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