船上試験最終日、夜。
[7/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
結果2とする。
卯(兎) 裏切り者の回答ミスにより結果4とする。
辰(竜) 試験終了後グループ全員の正解により結果1とする。
巳(蛇) 裏切り者の回答ミスにより結果4とする。
午(馬) 裏切り者の正解により結果3とする。
未(羊) 優待者の存在が守り通されたため結果2とする。
申(猿) 裏切り者の正解により結果3とする。
酉(鳥) 裏切り者の正解により結果3とする。
戌(犬) 優待者の存在が守り通されたため結果2とする。
亥(猪) 裏切り者の正解により結果3とする。
以上の結果から本試験におけるクラス及びプライベートポイントの増減は以下とする。
Aクラス……ー250CP+150万PP
Bクラス……変動なし+250万PP
Cクラス……プラス150CP+500万pr
Dクラス……プラス100CP+350万PP
from 高度育成高等学校
「Cクラスが……トップ……」
「くっくっく……」
堀北さんの呟きの通り、Cクラスがトップを取る結果になっていた。
「これが現実だ。俺にはこの試験の根幹部分が見えていた。だからこの結果になった」
俺達を見てそう言う龍園君に堀北さんが喰ってかかった。
「嘘を吐かないで。それならなんで辰グループは結果1なのかしら?」
「……櫛田桔梗、だろう?」
「なっ!?」
「……」
龍園君は辰グループの優待者を言い当てた。俺はレオナルドとカルメンのおかげで知っていたけど、堀北さんには驚愕だったようだ。
「……知ってたのに、どうして密告しなかったの?」
「結果を見ればだいたい分かるだろ?」
「……Aクラス、だな」
龍園君の問いかけに、堀北さんの代わりに綾小路君が答えた。
「そうだ。今回はAクラスがターゲットだった。だからAクラスが優待者のグループだけを狙い撃った。それだけの事さ」
「……くっ」
「お、悔しそうな顔も色っぽいなぁ、鈴音」
「……」
堀北さんの顔を舐め回す様に見た龍園君は、今度はニヤニヤしながら堀北さんと俺の事を交互に見回した。
「落ち込んでいるお前らに朗報だ。今回はAクラスを狙ったが……次はお前達だ、鈴音。そして猿のパシリ」
「!」
「……」
「……」
「身も心もズタボロにしてやるからな。二学期を楽しみにしておけ」
そう言うと、龍園君は俺達から離れてどこかに行ってしまった。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ