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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
船上試験最終日、ひよりの正体。
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「私の願いは、父が起こした悲劇とそれによるマフィア界の崩壊。この2つの間違いを正し、世界を正しき姿に戻す事。そしてその為には、チェッカーフェイスの娘である私と、マーレリングの管理を引き受けたシビラ。そしてシビラにボンゴレリングを託されたボンゴレT世ことジョット。その2人の子孫であり真の後継者であるツナ君とユニさんの力を借りる必要があるんです」

 

 そう言うと、なぜかひよりちゃんは俺の片手を掴んだ。

 

「私の夜空とツナ君の大空が融和した時。その可能性を示す鍵が現れます」

「……鍵?」

 

 そして、ひよりちゃんは俺の手を掴んだまま手に炎を灯し始めた。

 

 ……すると!

 

「! なんだこれ!」

「……これが、私達なら世界を正しき姿に戻せるかもしれない可能性を示す鍵です」

 

 俺とひよりちゃんの手からは、先程よりも大きなネイビーブルーの炎が灯っていた。

 

 しかし、明らかに違う点が一つだけある。それは、先程の炎からは時々しか見えなかった小さな金色の輝きが、今は複数箇所で常に輝いているという点だ。

 

(なんだろうこれ、満天の星空を見ている様な……そんな感覚になる)

 

「これは、私とツナ君、もしくは私とユニさんの力が合わさった時にのみ発生する炎。私はこの炎を『星空の炎』と呼んでいます」

「星空の炎……」

「はい。夜の闇すらも払い除け、世界に光を届ける力。それが星空の炎です。ツナ君の元で私達が力を合わせれば、きっと混沌とした今のマフィア界にも光を届ける事ができるでしょう」

 

 そう言い終えると、ひよりちゃんは俺の手を離した。同時に夜空の炎も消えた。

 

「……」

「どうですか? ツナ君。私のお願いを受け入れてくれますか?」

「……う〜ん」

 

 一気にいろんな情報が入って来たせいで、頭が混乱して考えがまとまらない。

 そんな時、リボーンが声をかけて来た。

 

「引き受ければいいじゃねぇか、ツナ」

「……簡単に言うなよ」

「簡単に言ってねぇぞ。ひよりの目的は、お前の目指してる最高のボンゴレと同じ様なもんだろ?」

「え? ……まぁそうか」

 

 T世とDスペードの意思を継ぎ、大空の元に存在する全てを正しい方向へ導く。それが俺の目指す最高のボンゴレだ。

 

(……確かに、俺の目標とひよりちゃんの目標は同じ様なもんだなぁ)

 

「それにさっきも言ったが、ユニが引き受けてるって事は、未来ではひよりの言う集団は確かに存在しているってことだろ」

「そうですね。ユニさんは私の話を聞いた後、未来で私達が協力し
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