第八章
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上條も相川もその言葉に声をあげる。信じられないといった様子であった。
「あいつが戻って来る。しかし俺の闘争本能は」
相川はそこに何も感じない。何もだ。
「それも当然のことだ。まあそれはおいおいわかる」
「何が言いたい、統制者」
「私は何も言うつもりはない」
笑いながら相川に返す。
「最早ジョーカーではなくなった君にはな」
「どういうことだ、さっきからわからないことばかり」
「けれど剣崎さんが戻って来るなら」
上條はそれを心配していた。相川との間でバトルファイトが再開されればどうなるのか。そのことに怖れを抱いていたのである。
しかしそこに彼が来た。人の姿で。
「剣崎・・・・・・」
「剣崎さん・・・・・・」
相川と橘、上條がそれぞれ彼を見て声をあげる。特に相川はその表情を強張らせていた。
「御前、どうしてここに」
「始、俺は」
「運命と戦うんだな」
ここで相川は彼に言った。
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