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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
船上試験、2日目昼。
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ょっ! 頭を撫でないで下さい!」

「ははは! ……ま、伝えたい事はこれだけだから」

 

 真嶋の頭を撫でるのを止めると、家光は席を立った。

 そのままBARから出て行こうとするが、途中で足を止めて3人の方へ振り返る。

 

「……先生方、息子の事を宜しく頼みます。こちらも学校に危険が及ばないように尽力しますので、どうかよろしくお願いします」

 

 深々と頭を下げると、家光はBARを出て行った。

 

 そして、家光がいなくなったBARには再び静けさが戻っていた。

 3人はお酒を一口飲むと、同時に苦笑する。

 

「ふふっ、相変わらず騒がしい人だったなぁ」

「そうね〜。でも、なんか憎めないのよねぇ」

「……親バカなのも変わってなかったな」

 

 その後もしばらく3人はBARで酒を飲み交わしたそうだ。

 

 

 一方。BARを去った家光は、船内の地下施設にやって来ていた。

 

 ?? 船内地下施設 ??

 

 家光が地下施設に行くと、リボーンとコロネロが待ち構えていた。

 

「ちゃおっす」

「よお」

「おお。我が友達よ」

 

 家光はコロネロとリボーンの前に立った。

 

「それで? 懐かしの顔には会えたのか?」

「ああ。3人とも立派な大人になってて安心したぜ」

「そうか。……それで、ジョーコについての情報は掴めたか?」

「まだ全然だ。ジョーコに関係する1年生については把握したが、それはそっちもだろう?」

「ああ。3名はいるな」

「その通り。ジョーコの次期ボスと、2名のschiavo Giapponeだ。……この事はツナは?」

「王小狼と美雨については知っている。もう1人の山内ってschiavo Giapponeの事は知らないがな」

「そうか。……それで本題だが、今日はお前に頼まれた件についての返答をしに来た」

 

 家光が本題を切り出すと、コロネロが待ってましたとばかりに喰いついた。

 

「9代目は依頼を受けてくれたのか? コラ!」

「もちろんだ。とあるコンビを王美雨の自宅へと向かわせてくれた」

「……とあるコンビ? 誰の事だ?」

「良平と雲雀だ」

「! あいつらか。というか雲雀も動いてくれたのか?」

「おう。動いてくれたら並盛高校に欲しい施設や機材を調達する、って交換条件を出したからな」

 

 ボンゴレ]世の晴の守護者である笹川良平、そして雲の守護者の雲雀恭弥。

 9代目はツナの依頼をこの2名に任せたらしい。

 

「はっ、相変わらずの並盛愛だな」


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