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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
船上試験、1日目昼。
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申します。Dクラスの彼の言う様に、まずは自己紹介から始めましょうか。では、言い出しっぺの彼から自己紹介をお願いします」

「! 俺? は、はい!」

 

 椎名さんに指名されたので俺は椅子から立ち上がった。

 

「Dクラスの沢田綱吉です、よろしく」

 

 俺の短い自己紹介が終わると、時計回りに自己紹介をしていくことになった。

 

「Dクラス……佐倉愛里、です」

「同じくDクラスの、王美雨ワン・メイユイです」

「Bクラスの小林夢です」

「Bクラス……二宮唯」

「俺はBクラスの渡辺紀仁だ」

「Aクラス、篠田恭美」

「Aクラス。清水直樹だ」

「西春香。……あ、Aクラスです」

「……Aクラス、王小狼ワン・シャオランだ」

「先程も言いましたが、Cクラスの椎名ひよりです」

「Cクラス。石崎大地」

「Cクラスの野村雄二、です……」

「……ん〜美しい♪」

 

『……』

 

 1人だけ自己紹介をしない人物に全員の視線が集まる。

 しかし、当の本人は手鏡で自分の顔を見るのに夢中の様だ。

 

「……高円寺君!」

「ん〜♪」

「高円寺君!?」

「ん? なんだい? シーチキンボーイ」

「気付いてくれてよかった……今ね、1人ずつ自己紹介してたんだけど、高円寺君だけまだだから、皆に自己紹介してくれる?」

「ほうほう。了解したよ」

 

 そう言うと、高円寺君は前髪を整えてから口を開いた。

 

「私は高円寺六助。君達、喜びたまえ! この試験で私と同じグループになれた事をねぇ。将来自慢になるよっ!」

『……』

 

 そう言い終えると、高円寺君はまた手鏡で自分の顔に夢中になった。

 

 高円寺君の自己紹介が終り、椎名さんは微笑みながら再び皆を見回した。

 

「ふふ……では、自己紹介も終えたわけですが。ここからはどうしましょうか?」

「……(すっ)」

「! 王君でしたね? 何か意見が?」

 

 椎名さんが意見を求めると、Aクラスの王小狼君が手を上げた。

 

(王小狼……ウチのクラスの王さんと同じ姓か。彼も中国からの留学生なのか?)

 

 小狼君は椅子から立ち上がって、自分の意見を述べた。

 

「……Aクラスは、話し合いには参加しない」

『は?』

 

 小狼君の宣言にAクラス以外のメンバーが驚愕する。

 そして、そんな彼に石崎君がつっかかる。

 

「おい、参加しないってのはどういう意味だ?」

「そのままの意味だ。俺達は試験終了まで、話し合いに参
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