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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
船上試験、1日目昼。
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優待者だと思われるかもしれないけど、全く話さないのも怪しまれそうだからな。バランスが大事だと思う)

 

「……あの、まずは自己紹介からしませんか? 学校側からもそう指示があったんだし……」

「おい! なんでお前が仕切ろうとしてんだぁ!?」

「!」

 

 俺の話を遮って、文句を言ってきた人がいた。

 Cクラスの石崎君だ。

 

  石崎君は机の反対側からこちらを睨んでいる。

 

「……誰も話そうとしないからさ。俺じゃ嫌なの?」

「嫌だね! なんで落ちこぼれクラスの中でもトップの落ちこぼれ、須藤のパシリに仕切られないといけねぇんだよ。不満しかねぇわ!」

「いや、俺はパシリじゃないけど?」

「ああ!? 黙ってろや、パシリ!」

 

 石崎君はイライラしているのか貧乏ゆすりを始めた。それを怪訝な顔で見る他のクラスの生徒達。

 

「別に俺じゃなくてもいいけど。誰か代わりに進行してくれる人はいる?」

『……』

 

 俺が問いかけるも、誰も返事しようとしない。

 

「AクラスかBクラスの奴が進行でいいだろ? 頭いいんだからよ」

『……』

 

 石崎君のその言葉にも、AクラスとBクラスの面々は反応しない。

 まぁ進行役なんて面倒だもんな。

 

 石崎君は無反応なAとBクラスに苛立っているようだ。

 

「おい、何無視してんだ? AかBの奴らが進行しろって言ってんだろ?」

 

 ……なんで石崎君はこんなに偉そうなんだ?

 龍園君がいないから自分がグループのトップになれるとでも思っているのか?

 

 そんな事を考えていると、石崎君の隣に座る女子が手を上げた。

 

「……誰もいないなら、私が進行役をやりますよ?」

「! 椎名。俺はAかBの奴に……」

 

 その女子は椎名というらしい。椎名……ひよりさんかな?

 

「石崎君の思い通りにはいかなそうじゃないですか。だったらCかDクラスの誰かが進行していくしかないでしょう? 私だったら石崎君も文句ありませんよね?」

「……でもよ」

「このグループでの決定権は、龍園君から私に一任されている事をお忘れですか?」

 

 椎名さんの最後の言葉で、石崎君の顔が引き締まる。

 

「! ……いや、文句なんてねぇよ」

 

 石崎君が大人しくなった姿を見て、椎名さんは満足そうに微笑んだ。

 

「そうですか。では、僭越ですが」

 

 椅子から立ち上がった椎名さんは全員を見回してから話を始めた。

 

「私はCクラスの椎名ひよりと
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