船上試験、1日目昼。
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呼び出し? なんだろ、また特別課題でも出す気なのかなぁ。
(っていうか獄寺君、メールの署名でも右腕アピールをしてる……)
それから俺は、リボーンの待つ027号室へと向かった。
?? 客室、027号室 ??
??ガチャ。
027号室のドアを開けると、その部屋はツインの客室だった。
「おじゃましまーす……」
「10代目、お待ちしておりました!」
「よう、ツナ」
「ちゃおっす」
「おせえぞ、コラ!」
備え付けられた2つのベットに、獄寺君、山本、リボーン、コロネロが腰掛けていた。
「リボーン、呼び出した理由は?」
「ああ。この特別試験における特別課題を伝えようと思ってな」
「うわ、やっぱりこの試験にも課題が出るのか……」
「当たり前だろ? 特別試験の時には必ず特別課題を出すぞ」
「卒業まで指導はしない、って話だったのに……」
「これは特別だからいいんだよ。それに、これは指導じゃなく一方的な課題だしな。特別な試験には特別な課題が必要だろ?」
「まぁ、やる以外に選択肢もないしな。それで? 今回はどんな課題?」
俺がそう聞くとリボーンはニッと笑った。
「今回の課題では、お前の思考力を試すぞ」
「思考力?」
「そうだ。無人島では統率力を試す為にOtto talenti を統率させた。そして今回だが……お前自身の思考力を試す為に、干支試験の根幹でもあるシンキング能力を使って、クリア条件すらも自分で見つけ出せ」
「はぁ!? 課題なのに問題文なしって事!?」
俺の言葉にリボーンが頷く。
「そうだ。統率力ってのは、統率者の思考力があってこそ輝く。いくら優秀なファミリーがいても、ボスの思考力が低いんじゃファミリーのポテンシャルをきちんと発揮させられないからな」
「……なるほど」
「ツナ、大事なのはシンキングする事だぞ。干支試験において、生徒達は何をシンキングする事を学校に求められているのか。それがわかれば、自ずと課題の答えも見えてくる」
「……急にレベル上がりすぎでは?」
「何言ってんだ。こんなの序の口だぞ」
(それって、まだまだ簡単な方って事かぁ。……不安しかない)
しかし、俺にはやる以外の選択肢はない。
ボンゴレ]世になると決めたんだからな。
「……わかった」
「よし」
課題を受け入れた俺を見て満足そうに頷くリボーン。
「あ、最後に連絡事項だ」
「連絡事
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