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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
船上の試験、始まる。
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 From 高度育成高等学校

 

 

「特別試験!?」

「無人島で終わりじゃなかったみたいだね」

「え〜、もう嫌なんだけど!」

 

 それは新しい特別試験の内容を知らせるメールだった。

 

 各自指定と書かれてるので、それぞれ指定された時間と部屋は違うみたいだ。

 

 俺の集合時間は14時40分。今の時刻は14時25分。

 わぁ。後15分しかないじゃない!

 

「ごめん、俺もうすぐ集合時間だから行くよ。話の続きはまた後でいいかな?」

「うん。また後で声をかけるよ」

「ごめんね、じゃあ行ってくるよ」

 

 結局、本題に触れる事なくお開きになってしまった。

 

(まぁ、後でじっくり聞けばいいよね)

 

 俺は集合時間に間に合う様に、急いで201号室に向かった。

 

 ?? 14時35分。201号室にて??

 

 コンコン。

 

「は〜い。どうぞ〜」

 

 ドアノックをすると中から返事が帰ってきた。

 

「失礼します……」

 

 ドアを開けて中に入ると、そこは教師用の個室の様でかなり広めな部屋だった。

 

「沢田君。こっちおいで〜」

「あ、はい」

 

 Bクラス担任の星乃宮先生が部屋の奥のテーブルと椅子の所で手を振っている。

 

 俺もテーブルの方へ向かうと、そこにはすでに俺以外に3人の生徒が待機していた。

 

「ほう、君も一緒なのかい? シーチキンボーイ」

「沢田君……よかったぁ〜」

「沢田君が最後の1人、ですか」

 

 そこにいたのは、高円寺六助君・佐倉愛里さん・王美雨さんの3人だった。

(男女2人ずつか……王さんとはあんまり話した事ないな)

 

 1つだけ余っている席に座る。すると、星乃宮先生が口を開いた。

 

「よし! 全員が集まったので、これから干支試験の説明をはじめま〜す☆」

『干支試験?』

 

 元気のいい星乃宮先生の言葉に俺達は首を傾げた。

 

「そう、干支試験! これから試験の説明を行うけど、こちらから質問の有無を尋ねたとき以外は黙って聞くようにね。後、質問の内容によっては答えられないこともあるからそのつもりでお願いします!」

『……』

 

 俺達は黙って先生の説明を聞いた。

「今回の試験は、1年生を干支になぞらえた12のグループに分けて、そのグループ内での試験を行うの。試験の目的はシンキング能力を問うものよ」

 

 そう言ってから
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