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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
表マフィアランドにてA
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。しかし、その背中では瓜が不満そうな顔をしている。

 

「フミィィィィ〜」

「! 瓜、出番なくて拗ねてんのか?」

「ニャアアアア!」

「痛ててて! 背中を引っ掻くな!」

 

 相変わらず、瓜には懐かれていない獄寺であった……

 

 

 

「獄寺の奴はあんまり変わってねぇな」

「そうでもないぜ。自分はツナの右腕だからと、姉妹校の奴らを立派に統率しているからな。Otto talenti の第1席に座っているのも、守護者だからじゃなく、きちんと総合成績でトップを取ってるからだ」

「ほほう、少しは成長してんだな」

「俺とラルの生徒なんだ。当たり前だぞ、コラ! そう言うお前の生徒はどうなんだ? 死ぬ気での戦闘とは縁のない学園生活だったんだろ?」

「ふん。俺が教えたトレーニングを毎日こなしてるからな。戦闘センスは落ちてねぇはずだぞ」

「それならいいがな。お、ちょうどツナも敵と接触するぜ、コラ」

 

 

 

 ??  ツナの戦闘 ??

 

 ツナが高速で飛行を続けていると、敵の姿が見えて来た。

 敵襲は10人全員が1箇所に集まり何か話し合っているようだ。

 

(都合がいいな。一気にカタがつく)

 

 そう思ったツナは炎の出力を最大に上げ、敵陣に迫った。

 

「……! ボンゴレX世!」

「なんと、やはりここにいたのか!」

「自分から殺されに来るとは、何と愚かな」

 

 さすがに敵陣もツナが迫った事には気づいた。

 しかし、この時点で気づいても大空の炎相手では遅すぎる。

 

 敵陣が何かを言い終える前に、ツナは技を発動した。

 

「行くぞ、超滑空……超ハイパーXストリーム!」

 

 大空の炎による高速飛行、そのトップスピードで敵陣の周囲を回転しながら上昇する。

 

 回転による遠心力で対象の三半規管を弱らせ、さらに纏っている死ぬ気の炎により、敵の飛行装置をオーバーヒートさせる事に成功した。

 

「ぐわぁぁぁ!」

 

 飛行手段を失った敵陣は、全員が地面へと落下していった。

 

「……よし、後は飛行船だけだな……ん?」

 

 ツナが飛行船に目を向けたその時。

 超直感がとある事に気づいた。

 

 飛行船の側面に大きな砲台が出現しているのだ。

 

(なんだあれは。……いや、まずい!)

 

 ツナは再びフルスロットルで飛行を開始する。

 方向転換をしてツナが向かう先は、高度育成高等学校と姉妹校の皆が待機しているホテルだ。

 

 
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