表マフィアランドにて@
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ホテルに着くと、綾小路君と堀北さんは冷静に状況把握に努めた。
さすがDクラスの俺的トップ2。
ホテルのエントランスに真嶋先生が待機していたので、俺達はそこに向かう。
「……先生、どこに行けばいいんですか?」
「ああ。2階にあるホールに迎え。ホールは2つあるが、右のホールに本校。左のホールに姉妹校が集合する事になっている」
「……わかりました」
先生に言われた通りに2階へ向かう。その途中、獄寺君に小声で話しかけられた。
「10代目、俺達はホールには行かずに、3階に向かいましょう。迎撃は俺達10代目ファミリーの任務になります」
「! わかった」
「お腹が痛いフリをしてトイレに駆け込み、その後3階に行きます!」
「わかった!」
2階に着くと、すぐそばにホールの入り口が4カ所設置されていた。
「俺達は右だな」
「ええ」
「あ〜、怖かったよ〜」
「はぁ、はぁ……」
綾小路君達がホールへと向かって行く。
しかし俺はトイレに行くフリをしなければならない。
「あ、イタタタタ。お腹イタァ……」
「! 沢田、大丈夫か?」
「だ、大丈夫?」
綾小路君と佐倉さんに心配されたけど、ただの仮病です。すみません。
「ちょっとトイレ行ってくるよ。先に行ってて!」
「……わかった」
「つ、辛かったら先生に言うから、メール下さい」
「あ、ありがとう」
俺はトイレに駆け込んだ。そして入り口の影からホールの方を見て、4人とOtto talenti の女子3人がホールに入ったのを確認した。
すぐにトイレから出て獄寺君達と合流する。
「よし、行こう!」
『はいっ!』
3階に向かうと、獄寺君達は奥の方へと走って行く。
なぜか京子ちゃんとハルも着いて来ているようだ。
(なんで2人まで……)
気になるが、今はどうしようもない。
そう思って廊下の一番奥の部屋に入ると……
「ちゃおっす」
「待ってたぜ、コラ!」
「! リボーン、コロネロ!」
部屋の中には会議室の様な机と椅子が置かれており、リボーンとコロネロが椅子に座っていた。
ラル・ミルチはいないらしい。あと、机の上にジュラルミンケースが1つ置かれている。
「ラル・ミルチは?」
「あいつは一足先に現場に向かってるぞ」
「! 現場って、何が起きたんだよ」
そう聞
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