表マフィアランドにて@
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そうです」
「なんでだよ! 俺は二度と2人を巻き込まないって言ったろ! それなのに、どうして2人がここにいるんだ!」
思わず強い口調でそう問い詰めると、山本に仲裁された。
「落ち着けツナ。笹川とハルが姉妹校に入学したのはな……」
「山本もだよ! 知っててなんで2人の入学を止めなかったんだ!」
「……ボス、2人は悪くない。決めたのは京子ちゃんとハルちゃん自身だから」
「!」
山本にも詰め寄ろうとしたその時、後ろから声をかけられる。
その声の主はクロームだった。後ろには京子ちゃんとハルもいる。
「……京子ちゃん、ハル。本当に2人の意思なの?」
「うん。そうだよ」
「そうですっ。誰かに言われたのでなく、私達自身で決めたんですっ!」
俺の質問に2人とも力強く頷いた。
「……何でさ、怖い思いを2回もしたってのに……」
「確かに……マフィアの戦いは怖いよ」
「だったら!」
『でもっ!』
「!」
京子ちゃんとハルが同じタイミングで大きな声を出した。
その目には、確かな覚悟が伴っている気がした……
「……それでも。私達はツナ君達のそばにいたいの」
「ツナさん達の役に立ちたいんですっ。私達だって、ツナさんの仲間なんですから!」
「……だけどっ……!?」
2人を説得する方法を考えていると……
??ドカーン。
いきなりどこからか大きな爆発音が聞こえてきた。
「! なんだ!?」
「敵襲か!?」
??ピンポンパンポーン。
何が起こったのか分からないでいると、園内放送が流れ始めた。
『園内に不審者及び爆発物を確認。高度育成高等学校、及び姉妹校の生徒達は至急、敷地内中央にあるホテルに集合して下さい。20分以内に集合できなかった者のクラスは50CPを没収となるので必ず集合するように』
「! 不審者だって!」
「10代目、とにかく俺達もホテルに急ぎましょう。待たせているあいつらを連れて行かないと!」
「おう、そうだな。行こうぜツナ」
「……うん!」
非常事態なので、とりあえず2人の事は後回しだ。
京子ちゃんとハル。綾小路君達の安全を確保しないと!
すぐにさっきのベンチの所に戻り、皆で集合場所のホテルへと向かった。
?? 敷地内中央のホテルにて ??
「……着いたな」
「ええ。ここから先は……あ、あそこに真嶋先生がいるわ」
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