暁 〜小説投稿サイト〜
ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
特別試験の全貌〜綾小路side〜
[3/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
のなら、お前がDクラスを押し上げないといけないぞ? お前がここにいたいのならな」

「……考えときますよ」

 

 そう言って、今度こそ俺は歌劇場を後にした……

 

 

 ?? 客船、デッキ ??

 

 歌劇場を後にした俺は、少し風に当たる為に客船のデッキへとやってきた。

 

(ここにいたいならAクラスを目指せ、か…… ん?)

 

 さっきのやり取りについて考えていると、デッキの手すりの所に誰かが立っている事に気がついた。

 

「……沢田」

「……綾小路君」

 

 そう、そこにいたのは沢田だった。

 沢田は、俺に気がつくとこちらに近寄ってきた。

 

「……俺を探してたのか?」

「うん。勝負の決着をつけようと思って」

「そうか」

 

 俺達はデッキの上の階にあるテラスに移動し、向かい合って席に座った。

 

 沢田を見据えながら、俺は自分のやった事を話し始めた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 ?? 特別試験、綾小路視点 ??

 

 初日、後にAクラスの拠点になる洞窟で葛城と戸塚を見た。

 その時、Aクラスのリーダーは戸塚だと確信した。

 

 今回の無人島試験は『攻めと守りの試験』。

 試験を構成する2つの部分。それはポイントを節約し、1週間クラスメイト全員で乗り切れるかどうかを測る守りの部分と、他クラスのリーダーをいかに把握するか。それを測られる攻めの部分。

 

 守りの部分では、各クラスそこまでの差は生まれない。勝つ為には攻めの部分が重要だ。

 Cクラスの龍園もそれを分かっていたんだろう。

 

 他クラスにやる気なしと判断させて、裏では虎視淡々と勝利に向けて動いている。

 

 俺が最初に動いたのは2日目の朝。

 伊吹がスパイであると睨んだ俺は奴のナップザックを調べた。

 

 そこでデジカメを見つけて、これでカードキーを撮影するつもりなんだと思った。

 で、龍園に見せるだけなら写真を撮る必要はない。つまり写真を残す必要があると言う事だ。

 写真が必要な理由は分からないが、念のために水をかけてデジカメは壊しておく事にした。

 

 なぜ写真を残すのか。その理由を知る為に、俺は他クラスの偵察に出る沢田達について行く事にした。

 

 姉妹校の獄寺に監視されてる感じもあったし、沢田の動きを見ておきたいのも理由の一つだ。

 

 そして、その偵察で分かったのは龍園は無線機を持っていると言う事と、B
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ