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特別試験の全貌〜綾小路side〜
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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ   作:コーラを愛する弁当屋さん

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特別試験の全貌〜綾小路side〜

 ?? 特別試験終了後、客船内歌劇場 ??

 

 無人島から客席に戻った俺達1年。

 その後は自由時間となったのだが、俺はとある人物に呼び出しを受けている。

 

「……なんですか。1週間前と同じ場所に呼び出して」

「そう言うな。聞きたい事があるから呼んだんだ」

 

 演目をしていない歌劇場の客席、その一席に茶柱先生が座っていた。

 俺を呼び出したのもこの人だ。

 

「……」

「……まぁ、座れ」

 

 茶柱先生と1つ分開けて俺も席についた。そして、俺が座ると同時に茶柱先生は話を始めた。

 

「……綾小路。なぜ沢田に勝負を挑んだ?」

「……それ、理由を言う必要があるんですか?」

 

 俺が答えるのを渋ると、茶柱先生はいつもの様に冷めた笑いを浮かべる。

 

「当然だろう。無人島試験の前夜にも私はお前をここに呼び出したよな」

「はぁ……そうですね」

「その時……私はお前に言ったはずだ。あ・の・場・所・と・離・れ・た・い・の・な・ら・、・沢・田・を・頼・れ・、と」

「……言ってましたね」

 

 そう答える俺の事を茶柱先生は睨んできた。

 ……生徒に向ける目じゃないだろ、それ。

 

「なら、なぜ沢田に勝負を挑んだんだ」

「……勝ちたかったからですよ」

「話が繋がらないぞ? 私は沢田を頼れと言ったのに、なぜ勝負を挑んだのかと聞いているんだ」

 

 ……。この先生、何が目的なんだ?

 

「……沢田に、そんな事ができるとは思えなかったからです」

「ほう……ならば重ねて聞こう、なぜできないと思うんだ?」

「沢田は確かに優れた何かを持っています。だが、あの場所においては沢田の考えは通用しない」

「……その根拠は?」

「根拠は俺です。沢田と俺では考え方がまるで違う。俺が今ここにいれるのは、教え込まれたあいつの考え方こそがこの世での正解だからだ。だから、沢田ではあの場所をどうこうする事はできない」

「……はぁ」

 

 茶柱先生は小さくため息を吐くと、席から立ち上がった。

 

「……綾小路。お前、沢田と関わった
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