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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
特別試験、ラスト4日間。
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 そして、ズボンのポッケからクロームに貰っていた丸い物を口に放り込んだ。

 

 ??走り出す直前、俺は綾小路に一言だけ告げる事にした。

 

「……綾小路」

「! ……なんだ?」

「後できちんと説明してもらうからな」

 

 そう言い残し、俺は全力疾走で森の中を進んで行った……

 

 

 

 

 ??そして時間は過ぎ、最終日の正午。最初の浜辺にて。

 

 Cクラスを除く3クラスが浜辺に集合している。

 先生達が全員の集合を確認していると、森の中から1人の男が出てきた。

 

「よ〜し、全員揃ったな?」

「おいおい、1人忘れてるだろうが」

『!』

 

 森の中から出てきたのは、リタイアしていたと思われていたCクラスの龍園だった。

 ぼろぼろのジャージを着ていて、髭が伸びている。

 

「なんで? リタイアしたんじゃ?」

「え、してなかったって事?」

「あれ、そういえば金田君もいつの間にか居なくなってるよね」

 

 BクラスとDクラスがいるはずのない龍園の登場に驚く中、Aクラスの葛城だけが拍手をして迎え入れようとしていた。

 

「ご苦労だった、龍園。我々Aクラスは500以上のポイントを得る。お前の働きには感謝しているよ」

 

 そう言って片手を龍園に差し出す葛城。

 しかし龍園は、薄笑いを浮かべながら葛城の差し出した手を片手で払いのけた。

 

「!」

「……ククク、葛城。今から面白いものが見られるぜ?」

 

 その龍園の言葉に眉を潜める葛城。

 

「面白いものだと?」

「ああ。俺の完全勝利をな」

「……何?」

 

 2人の間に沈黙が訪れる。

 そのタイミングを待っていたかのように、真嶋先生が口を開いた。

 

「それでは、各クラスの最終的なポイントを発表する。まずは4位だ。4位は……Cクラス! 最終的なポイントは0ポイント。更に、ルール違反により失格となった。違反者は龍園だ。よって龍園は現在所持しているPPを全没収となる」

「……は? 0ポイントの上、失格だと?」

 

 衝撃の結果に、龍園の顔から自信が完全に消え去り、茫然となっている。

 

「そして第3位は……Aクラス! 最終ポイントは120ポイント!」

「! ばかな、120だと!?」

 

 葛城も龍園同様に結果に酷く驚いているようだ。

 Aクラスからも、どよめき声が上がっている。

 そんな生徒達の反応を気にせず、真嶋先生は淡々と結果を発表していく。

 

「第2位は…
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