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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
特別試験、ラスト4日間。
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「さすがはツナだよなぁ」

「ボスすっご〜い♪」

「……お前ら落ち着け」

 

 沸き立つ皆を獄寺君が手で制した。

 

「で、10代目。その作戦とは?」

「うん。あのね? ……」

 

 俺は考えついた作戦の内容を皆に説明した。

 

「なるほど! 素晴らしい作戦ですね!」

「……ボス、さすが」

「ああ。腕が鳴りますよ」

「あたしも頑張るよぉ〜!」

「ククク……私がお仕えするに相応しいその頭脳。惚れ惚れしますねぇ」

「……私はボスの御心のままに」

「俺もツナの作戦を信じるぜ!」

「元より、ボスのお考えを疑うつもりなどありませんわ」

 

 Otto talenti の全員が俺の作戦に同意を示してくれたので、後は作戦通りに事を進めるだけだ。

 

 ドナートにカードキーを渡してから全員に指示を出していく。

 

「じゃあ、ドナートとアルロ。明日の朝にカルメンが掘った穴の中にカードキーを戻しておいてね」

「わかりました」

「うんっ!」

「山本は今日以降もレオナルドとカルメンの食糧運搬をお願い。ビアンカも出番までは山本を手伝ってあげて」

「おう」

「かしこまりましたわ、ボス」

「レオナルドは龍園君の見張りをお願い。見つからないように気をつけてね」

「もちろんですとも、ボス」

「カルメンは明日の朝にカードキーを穴の中から取って。その後は獄寺君と連絡を取って受け渡しをお願い」

「御意です、ボス」

「獄寺君は綾小路君の見張りを続けて。クロームは出番が来るまでは伊吹さんの見張りをお願い」

「わかりました!」

「……了解」

 

 一人一人に指示を出し終えた後、全員を見回しながら笑って見せる。

 

「……大丈夫。俺達9人なら必す課題をクリアできるよ。皆、最終日までよろしくね!」

『はいっ!』

 

 その後、俺達はそれぞれの拠点へと戻って行った……

 

 

 ?? 特別試験4日目、午前7時。Dクラス拠点 ??

 

「……ん。もう朝か。ふわぁぁ〜」

 

 テントの中で目覚めた俺は、起き上がって腕時計を確認する。

 時刻は午前7時を示している。

 

(朝の7時か。……もう皆いないし、俺も起きよう……ん? なんか外が騒がしいなぁ)

 

 外が騒がしいので急いでテントを出てみると、軽井沢さんと伊吹さんが言い合いをしていた。

 

「あんた、何がしたいのよ!」

「……何も。ただ寝ぼけていて間違えただけだ」

「本当に? にしては私を名指ししてたじゃない! 否
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