特別試験、ラスト4日間。
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は大丈夫だった?」
「おお、食糧調達のついでにちゃちゃっとな」
ビアンカも山本もなんでもない事の様にニコニコしている。
……この2人はポテンシャルが高い所とか結構似てるなぁ。
「レオナルド、龍園君の潜伏先の発見ご苦労様」
「いやぁ、私の目を持ってすれば造作もない事でしたよ」
「……カルメン。Aクラス拠点に潜入する方法は見つかった?」
「……はい。洞窟の一部に柔らかい土があり、外から地面を掘ってそこまで到達する事に成功しました」
「地面から!? な、なんか無理させちゃってごめんね?」
「いえ、お気になさらないで下さい」
Cクラス配属の2人は個性が特に強いけど、その能力の高さは折り紙付きだな。
にしてもカルメン、まさか地面から潜入するとは……
アルロにでもやわらかい土の場所を見つけてもらって、そこまで外から掘り進めたのだろうか?
「カルメン、その土の場所は隠してある?」
「はい。その場所はAクラスのナップザックを置いている場所なのですが、アルロのナップザックの下に通り道を開通しました。腕が1本通るくらいの穴ですが、おそらくボスが私に命じたいのはドナートとアルロに何かの受け渡しをする事だと思ったのでそうしました」
「おお……その通りだよ。すごいねカルメン、俺の考えを察知して動いてくれるなんて」
「……き、恐縮です///」
カルメンの顔が真っ赤になっている。
褒められるのは素直に嬉しい様だ。
その証拠に、アルロがニヤニヤしながらカルメンを見ている。
「……」
「?」
照れているカルメンを見ていたら、獄寺君が神妙な顔になっている事に気づいた。
「獄寺君、どうかした?」
「……実は、今日の正午に10代目に言われて綾小路を追いかけた時なのですが……」
「うん」
「綾小路に追いついた時、奴は龍園と会話していました」
「え!?」
綾小路君と龍園君が会話? どう言う事だ?
「ボス、私も姿を遠くから見ていましたよ」
レオナルド君が挙手して獄寺君の話に賛同する。
「……待ち合わせしてた感じだった?」
「いいや、隠れている龍園を偶然に綾小路が発見した感じでしたね」
「そっか……」
龍園君は森の中を動き回っていた。
綾小路君が偶然見つけてしまってもおかしくはないけど……
重要なのは、その後の会話内容だよなぁ。
「……獄寺君、会話の内容を教えてくれる?」
「はい、俺が聞けたのは会話の終盤だ
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