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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
特別試験、3日目。
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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ   作:コーラを愛する弁当屋さん

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特別試験、3日目。

 

 ?? 3日目、午前。Dクラス拠点 ??

 

 特別試験3日目の朝午前11時。

 焚き火用の木材集めから帰ってくると、獄寺君が話しかけてきた。

 

「……10代目。アルロから報告がありました」

「! ……何が書いてあった?」

「Aクラスと龍園の間に交わされた契約書でした」

 

 どうやら無事に葛城君をおびき出す事に成功したようだ。

 その後、アルロとドナートも葛城君が初日に持っていた紙の中身を確認してくれたらしい。

 

 紙に書かれていた契約内容はこうだ。

 

@Aクラスの欲する備品200ポイント分をCクラスのポイントで購入する。

ACクラスが得た他クラスのリーダー情報をAクラスに教える。

B2学期以降、Aクラスの生徒は龍園に毎月2万PPずつ譲渡する。

 

「……なるほど、やっぱりAクラスの備品はCクラスのポイントで買ってたんだ」

「ええ。伊吹の奴もやはりリーダーを見つける為のスパイですね」

「うん。そしてBクラスの金田君もね」

「……」

 

 ここで、獄寺君が難しい顔をして考え込み始めた。

 

「どうかした?」

「……いや、毎月2万ポイントも龍園に渡す事になんのに、Aクラスにとってはそれでもいいと思える程の取引なんでしょうか?」

「……確かにそうだよね」

 

 毎月2万PPを失うなんて、俺達Dクラスにとっては大損害。

 1学期終了時点でのAクラスのCPは確か1040。

 

 10万以上あるPPの中から2万失ってもそれほど困りはしないのかもしれないけど、それでもこの試験で勝つためにこれ以降ずっと2万PPを失う事になる。

 

「……きっと、何かしらAクラスにも思惑があるんだろうね」

「……それも調べた方がいいんですかね?」

「いや、分かればラッキーくらいでいいよ。取引内容が分かっただけでも十分だし」

 

 ??ピピピ。

 

 獄寺君の腕時計から、音が鳴った。

 その音は俺達の腕時計にもついている目覚まし機能の音だけど、Otto talenti のメンバーの腕時計では通信を受けた合図でもあるらしい。

 
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