特別試験、3日目。
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、さらに他クラスのリーダーまで教えてもらえるんだ。
それなら毎月2万ポイントを失うとしても、この試験で増えたポイントでトントンにできるし、リーダー争いにおいても葛城君を有利にできる。
(よく考えられた作戦だなぁ……これを考えた龍園君も相当頭がキレるんだろうな)
「わかった。教えてくれてありがとうね」
「かまわないさ。俺達は協力関係だからな」
「じゃあ、私達は拠点へ戻るね。またね〜沢田君、佐倉さん♪」
そう言うと、2人は森の中へと戻っていった。
「……私達も、帰りながら食糧を集めないといけないね」
「うん。ここまでに道にも結構あったもんね」
そして、俺達も森の中へと戻って行ったのだった……
?? ツナが佐倉と行動している頃、別の場所にて ??
?? 綾小路side ??
(さて、どうするかな……)
昨日の早朝、俺は伊吹のナップザックを調べた。
そしてデジカメを見つけたんだ。
クラスを追い出されてるのに、デジカメを持っているのはおかしい。
それもあのCクラスだ。勝手に備品を持っていくのを龍園が許すとは思えない。
もし何かの目的があってデジカメを持って他クラスに潜入しているなら、あのカメラはDクラスの何かを撮影する為に持っているはずだ。
……おそらくDクラスのカードキーだろうな。
カードキーにはリーダーの氏名が表示されている。カードキーを撮影すれば、そのクラスのリーダーを確実な証拠付きで誰かに教える事ができる。
昨日の夕方、Cクラスはリタイアをしているはず。だが、伊吹が誰かにカードキーの写真を見せようとしているのなら、きっと龍園もこの島に残ってるはずだ。あの龍園がその役を誰かに任せるとも考えづらいしな。
そうなると、伊吹やBクラスにいる金田と言う奴がリーダーである可能性も低い。どちらかがリーダーなら、龍園が残る必要がなくなる。
だから、Cクラスのリーダーは龍園に間違いないはずだ。
伊吹がカードキーを撮影したら、すぐに逃げられてしまうだろう。その後に何かの仕掛けを施しても、龍園に気づかれる可能性がある。
それを防ぐ為には……伊吹に限界まで任務を達成させずに、勝つ為の秘策を打っても龍園に気づかれる時間がない状態にするのが望ましい。
その為の布石として、俺は今朝早くに伊吹のデジカメに水をかけて壊しておいた。
これで、確実な証拠を得るにはカードキーの実物を見せるし
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ