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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
特別試験、3日目。
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「! レオナルドからです。……獄寺だ。どうした?」

『獄寺、朗報だ。龍園の潜伏先を見つけたよ』

「お、そうか。どこだ?」

『森の最深部の茂みだ。周辺にはスポットも木の実や果物のなる木もないから、人が来る可能性が低そうだよ』

「……なるほどな。龍園はその茂みで潜伏してんのか?」

 

 獄寺君がそう聞くと、レオナルド君は少しの間を置いて話始めた。

 

『……それがさ、全然じっとしてないんだ。朝からずっとこそこそ動き回っているよ』

「あ? なんでだ? 葛城と密会でもする気か?」

『いや、Aクラスの拠点もここから見えるんだが、葛城は洞窟の中から出ていない』

「……じゃあなんで動いてんだ?」

『ん〜、確信はないけどね。森の中を隅々まで探し回っているような印象を受けるんだよ。ま・る・で・誰・か・を・探・し・て・い・る・かのようにね』

「……誰かを探してるだと? 一体誰を探してんだよ。他のクラスに見つかるリスクもあんのによ」

『ん〜、それはわからないが……Bクラスのスパイの金田、だっけ? そいつも食糧調達に森に入っているんだが、食糧には一切手をつけずに茂みとかをゴソゴソしながら、無線機で誰かと通信しているよ』

「無線機? 龍園も持ってんのか?」

『ああ、龍園も持っているね』

 

 一旦会話を止めて、獄寺君が俺に顔を向けて声をかけてきた。

 

「10代目、どう思います?」

「……バレない様に潜伏していたいはずなのに、わざわざリスクを犯して動くって事は……そうしてでも見つけ出したい何かがあるんだろうね」

「見つけ出したい何か……ですか?」

「うん、例えば……浜辺で龍園君が言っていたけど、本当に支配者である彼に従わない奴が現れたとか」

「! ……なるほど、見つけ出して制裁しようとしていると?」

「……どうだろう。むしろ利用しようとするんじゃないかな」

 

 龍園君、伊吹さん、金田君の3名以外の全員がすでにリタイアしているはず。

 そして、残された伊吹さんと金田君は指示通りにスパイをやっているのは間違いない。

 

(……この状態で、もしも龍園君の指示に逆らっている奴がいるとしたら……それはあの2人しかいないよな)

 

 獄寺君は興味津々そうな顔で俺が話すのを待っている。

 

「10代目、奴は誰を探しているのでしょうか?」

「……俺の予想だと、レオナルドとカルメンだね」

「なっ!?」

『ふっふっふ……私を探しているとは、愚かな男だ』

「な、なぜにその2人を?」

「クロームの予想だと、姉妹校の2人は他の人達と違って船に戻ってはいないかもしれないっ
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